Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

ブラタモリ横浜「補講」編

という訳で大興奮の内に終了したブラタモリ横浜編。
内容盛りだくさんでちょっと駆け足気味なのが残念でした。「本郷台地」や「品川」にはかなわない感じですかね。とりあえず興奮の冷めない内に復讐...じゃなくて復習しましょうか。(慌てて書いたので、思いつき次第内容は書き加えていきます!)

では補講の始まりです。起立、礼!

東西上屋倉庫
今年百五十周年記念で造成された「象の鼻パーク」。
象の鼻の様に曲がった桟橋と転車台を取り上げていましたね。

象の鼻パークが出来るまでは東西上屋倉庫という倉庫がここにありました。
ここ10年ぐらいは倉庫としてではなく、ショップなどが入居していたこともあるので利用された方もいたかもしれませんね。


在りし日の東西上屋倉庫を大桟橋から望む。象の鼻も見える

個人的にはこの倉庫を残して欲しかった。今の横浜からは港町の香りのする建築・建造物が少なくなっています。公園の善しあしはともかく、記憶の保存も必要だと思うのですが...

転車台
関東大震災でがれきに埋もれて廃棄した転車台ですが、倉庫としての利用は続いたため新たに線路は引かれていました。
パーク造成直前まではその線路を見ることが出来たものです。


東西上屋倉庫の線路。右側手前にあった倉庫は既に取り壊されている。転車台は右奥に見える倉庫の前で見つかった。

転車台の現役の頃の地図を「こちら」で確認することが出来ます。
また東西上屋倉庫が現役だった頃の地図は「こちら」で確認することが出来ます。

高低差
さて次がタモリお得意の「高低差」の話
中華街と山下公園に挟まれた部分が砂嘴として長く張り出していて「横浜」の名前の由来になったと言う話でした。
実際に高低差を建物の踏み石の高さで実感されていましたね。

この話、ブラタモリではふれないだろうと想像していろいろ復習編用に画像を用意していたのですが.....無念!

高低差を実感するならタモリ一行が歩いた日本大通ではなく、一つ元町・中華街よりの通り[開港資料館〜(かをり)〜パタゴニア〜旧ストロングビル〜浜スタ]を遠目で眺めるとわかりやすいです(望遠レンズあれば尚)。

それにしてもちょっと残念です。せっかくプロットした地図も用意したと言うのに....

ビール醸造所と横浜の水の話
小学校の地下にある水タンクの遺構もとりあげていました。

このビール醸造所。スプリング・バレー・ブルワリーといいます。この醸造所が倒産後、同地に明治屋系のジャパンブルワリーが設立され、これが後のキリンビールになりました。大震災後は横浜生麦の地に移動します。
小学校の中なので見学は当然できませんが、小学校の横に石碑と井戸の遺構は残されていますよ。

この山手の地は比較的水に恵まれた所で他にもいくつか湧水が散見されます。
現在の元町公園プールも涌水利用のプールだそうで(現在は不明)、年配の方から「元町プールの水は涌水だから冷たい」なんて話を聞いたこともあります。

元町公園の入り口付近に残るジェラールの水屋敷もやはり湧水に関連があります。付近の谷から湧水を厚め、付近の住宅や船舶への水道事業を行っていたそうです。
「横浜水のは赤道超えても腐らない』なんて話が取り上げられていましたが、猫綱が小学生時代には近代水道についての言及だと教わった記憶があります。今となっては都市伝説に近いような話なのかもしれませんね。

湧水ポイントの地図を作ってみました。良かったら見てやってください。


より大きな地図で 横浜中心部の湧水map を表示

余談
絵葉書の話が出ていましたが、じっくり絵葉書を見てみたい肩は横浜都市発展記念館のHPに絵葉書のアーカイブがあります。約600点程が閲覧できるようなので興味ある方はどうぞ

牛鍋屋、横浜には有名な店がいくつかありますが番組に登場したのは「太田なわのれん」だと思われます。
一度食べてみたいと思いつつも、高級そうな雰囲気に敷居が高くて...(笑)
牛鍋OFFなんてのもいいかもしれませんね(爆)
(他にも横浜には荒井屋じゃのめやなんてのもあります)
説明しませんがどういう場所にあるのか必ず確認してから出かけてください


ハイ、今日はここまで。横浜についてもっと知りたいなら、当ブログの「ブラタモリ横浜編を100倍楽しむための書籍&サイト」あたりを参考にしてみてくださいね。

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