県内の蔵元が純米酒にシフト、若手中心にセンスで勝負/カナロコ -- 神奈川新聞社.
県内の酒蔵で、純米酒の製造比率を高める動きが加速している。若手を中心に「造り手のセンス」で勝負しようという機運が高まっているためだ。手間もコストもかかるが、酒米の調達資金などに活用されるファンドも登場しており、蔵元のこだわりを日本酒ファンが支えている。
(中略)
純米酒ブームは全国的にも続いているが、神奈川は近年、その傾向が顕著だ。日本酒造組合中央会がまとめた2009年の日本酒出荷量は、県内は酒蔵が一つ減ったこともあり全体量は前年より1割減(1382リットル)だったが、純米酒は1割増えた。「特定名称酒」3種の中でも唯一の伸び。県酒造組合の武藤理夫事務局長は「若手の蔵元を中心に純米酒志向が強い」と分析する。
(以下、省略)