Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

遊行寺とおぐり@遊行寺宝物館

名称:遊行寺とおぐり
場所:遊行寺宝物館(藤沢・遊行寺境内)
会期:7.19~10.6
入場料:¥500
見学日:2014/08/16
図録:なし

当地を中心とした小栗判官と照手姫の伝説と遊行寺(時宗)の関係を中心にした展示。

宝物館は毎日公開ではないので注意。(一度それで失敗している)

小栗判官と照手姫は歌舞伎や浄瑠璃でも有名だが、自分にとっては地元の伝説に過ぎない物語。

展示は遊行寺資料(これは常設かも?)、小栗判官資料、東海道関連資料で構成。

まずは遊行寺資料。

目をを引いたのが熊野十二所権現曼荼羅(涅槃図だったかな?)。
ええと三所権現からはじまり…(名前を失念。覚えてこようとしたのだがw)
途中に役行者も配置され、本地垂迹と修験道について、ぼんやりと思いを巡らす(このあたりは全く未知の分野。もっと勉強しないとな)
熊野と十二所という言葉から、鎌倉の十二所を連想。あの地名はやはり熊野神社由来なのかな。

初三郎の遊行寺鳥瞰図。大正時代のもの。あまりにも小さいもので、単眼鏡を持つべきと確信。やはりこういう展示には必要だな…。
しかし、鉄道案内のような鳥瞰図が主体かと思っていたよ、初三郎。境内案内もつくっていたのね…

天保年間の(寺領の)領地図等をも展示。かなりの大判。
素人目ながら正確な測量と作図と見えた。諏訪神社(!)の位置を確認。山王神社方面にかまくらみち・作場道(?)の文字を発見。別の測図では、山王道と記載。ルートの確認と作場道という名前の由来は今後の課題。

次は小栗判官資料。
黒鹿毛(物語に登場する馬)の轡と鐙や、照手姫の持仏と姿見が展示(おそらく伝ではあるのだろうけれど、ね)。読本、浮世絵(国芳と豊国かな?)、双六風の名場面集など。

次は東海道資料。
おきまりの道中記・分間絵図。東海道の鳥瞰図(江戸から静岡までが一枚に!)、道中双六、東海道名所図会など。

解説が少ないので、予備知識を持つことが必要か。時宗と小栗判官伝説の深い関わりは、物語以上には見えてこず、残念。

展示でも紹介されていた敵味方供養塔。遊行寺内の東海道(国道)沿いにある。国指定史跡。
上杉禅秀の乱の供養塔。時期的には関東公方・足利持氏の頃なので、小栗判官の話ともリンクする。
こういったものは、鎌倉の歴史ともリンクするので狭い範囲だけを見ていてはいけないと、あらためて実感。

藤沢敵味方供養塔。上杉禅秀の乱の供養塔。国指定史跡。

こうやって見ると角柱型とは言え、意匠が相模型板碑に似ているね。

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