解体反対の声が上がるなか、解体工事が始まってしまった生糸倉庫。
建築史的にも重要な物だし、なにより港町・横浜の風景の一部。
加えて、日本のシルクロードの到着点でもある横浜の記憶のひとつ。
解体して普通のオフィスビルになってしまうなら、横浜はただの地方都市に落ちたということを明示したのだと思うのです。
行政の対応もいまいちだけど(特に林市政下で顕著)、市民も主体的にまちづくりに関わっていないのも事実。想定される事象に直前まで動かなかったなら、こうなることは見えていたはず。
ということで、今後の(そういう危険性のある建物はゴマンとあるので)対策を提案。
戦略的にずるく動いてみたらどうかな。
建物の価値や魅力を市民(だけでなく所有者にも)アピールするような活動。
建物の維持管理に何らかの手助けをできるようにする法整備、行政力。
建て替えなくても、収益につながるような具体的な提案などなど…。
まだまだできることはあるような気がするけどね。
裏から見ると赤レンガなんだね。ちょっと驚き。
表の白煉瓦(タイル?)。よく見ると目地が盛り上がっている。手間のかかる手法ですよ、これ。