山川菊栄の「わが住む村」という本を読んだことからはじまった藤沢市村岡地区のフィールドワーク。
ただのツアーにはならないようにと考えていたのですが、蓋を開けてみれば、そんなことが吹っ飛ぶほどの参加者の行動力・探求力・コミュニケーションに、自分はただただ、後ろをついて傾聴しているだけでした。
山川菊栄の研究者、地誌趣味、歴史趣味、地理趣味などなどいろいろなジャンルが重なることで、セッションのような心地いい時間をすごせました。
さほど正史に残らないような場所であっても、豊かな歴史の文脈は残っているということと、それをスナップした山川菊栄の本(柳田國男に薫陶を受けたそうです。これって、柳田の子ども風土記につながるのかも)の素晴らしさ、そして歴史的な複層性・ジャンル的な複層性を感じたフィールドワークでした。
また、どこかでやりたいな。