Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

20170514鎌倉にまつわる企画展ふたつ。

名称:鎌倉映画地図
場所:川喜多映画記念館
会期:2017.3.17〜7.2
入場料:¥200
見学日:5.14
図録:あり。購入。¥600

“鎌倉を舞台にした映画”と“街歩き”を組み合わせた展示。
鎌倉diaryが半分。4姉妹の浴衣が展示。(しみじみ眺める…って、おいw)
ツィゴイネルワイゼンとか、山の音をちゃんと見てみたいものだと。
日本初の映画製作所だった大正活映(横浜、浅野総一郎の息子が出資。谷崎潤一郎も関係。最初の映画は鎌倉が舞台)に触れられていたのもよかった。

名称:春の特集展 長谷寺のちょっとむかし ―幕末・明治・大正・昭和―
場所:観音ミュージアム(長谷寺)
会期:2017.2.9〜5.14
入場料:¥300(拝観料)+¥300(入館料)
見学日:5.14(またしても最終日)
図録:なし

幕末・明治・大正・昭和という激動の時代の中で、長谷観音として親しまれてきた鎌倉・長谷寺。この特集展では、近現代の長谷寺と周辺地域の移り変わりを、貴重な写真、絵図、資料、そして昭和初期のフィルム映像でふり返ります。

第1章では、幕末・明治・大正の長谷寺をご覧いただきます。長谷のシンボル、大きな茅葺の観音堂。さまざまな写真や絵葉書に登場します。しかし大正12年(1923)の関東大震災では大きな被害を受けてしまいました。 貴重な写真や資料で幕末から関東大震災までの長谷寺の様子をご紹介いたします。

第2章は、昭和初期の観音堂復興再建の一大プロジェクトを中心に展示します。 関東大震災で傾いた観音堂はしばらくの間、棒で支えるだけの応急処置が施されていましたが、昭和2年(1927)に再建が計画されました。 本格的に工事が始まったのは昭和5年(1930)。その後、昭和の大恐慌や日中戦争、太平洋戦争が勃発し国内情勢は悪化、観音堂内陣が完成したのは着工から13年後の昭和18年(1943)のことでした。 困難な時代の中で進められた観音堂再建事業の写真は必見です。

第3章では、昭和の観光パンフレットや鎌倉でおみやげとして販売されていたポストカードなどを展示し、昭和のあれこれをご覧いただけます。 その中でも一番のみどころは、昭和初期の9ミリと16ミリフィルムの映像(個人蔵)です。 全6時間以上ある映像を約20分にまとめ、映された場所・年代などの特定を行い、新たにテロップを付けました。「長谷寺と長谷のくらし」「鎌倉の風景」「鎌倉のくらし」「長谷の祭りと鎌倉カーニバル」の4テーマをお楽しみいただけます。 人々の生き生きとした暮らしや、祭りの賑やかさなど、昭和初期の活気ある生活が実感できる貴重な映像となっています。

第三章が目的。ポストカードとフィルム。
特にフィルム。石渡源三郞商店の先代の撮影。鎌倉?アマチュア倶楽部という映画グループを設立。
戦前の鎌倉カーニバルの映像(これがとてもいい!)鎌倉にとどまらず、大船、鎌倉山、山崎の自動車練習場(あそこかな?)なども。
地元民を撮した物が中心だが、別荘族のものも。暮らしぶりが違う!天と地ほども違うように見える。
アマチュア倶楽部という名は、先に記した大正活映のインスパイアだよな。石渡さん、映画を見たと想像。

長谷寺のは震災、観光についても説明。本堂の復興(戦中!)も興味深いものだった。

この後はかまくら蔵書室を覗いて、ヒグラシ文庫へ。まかない4杯と絶品ポテサラ、牛すじカレー。

 

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