ブックカーニバルin鎌倉のジオ好きメンバーで小田原に遠征。小田原では小田原ブックマーケットのジオ好きメンバーと合流。県立生命の星地球博物館へ
名称:地球を「はぎ取る」 地層が伝える大地の記憶
場所:神奈川県立生命の星・地球博物館
会期:2017/7/15〜11/5
入場料:¥720(招待券利用)
見学日:11/4
図録:あり。購入。¥900
地層を標本化する方法が、はぎ取り方。地層表面に接着剤と裏地を貼り付けて、剥がすという方法。結果として1枚のシートに地層を薄く転写した状態になる。
簡易的にホットメルトでもできるらしいので、どこかでやってみたいw
はぎ取る様子のビデオ、結構無造作で笑う。そのはぎ取りの厚みや立体感に感心。こういうのは見なくてはわからない。
はぎ取ったシートは展示用に広げているが、普段は丸めて保管してあるのこと。地層を丸めてあるということに、ちょっとした笑いがこみ上げたのだが、これは個人的な感覚か。
地層をはぎ取るだけではなく手彫り?隧道の内側をまるっとはぎ取ったもの。こういう地層の残し方もあるのね。その展示方法になるほど、と。
はぎとりには、接着剤?とグラスウール。露出した面というより、その奥の裏側がはぎとりの見える側になるのね。なるほど。
さまざまなはぎ取りが合ってなるほどと思いつつも残念だったのは、昨年?話題になった天地返し(降り積もった富士山の火山灰と耕土を入れ替えるもの)のはぎ取りがなかったこと。あれだって立派なかながわの記憶でしょ。もったいないなぁ。
メンバーがジオ好きということもあって、それぞれのはぎとりの前で話が弾むことw。こんなに面白い機会はなかなか無かったかもしれない。
以前の石展2よりもずっと力が入っているように見えた。(まあ歴史博物館の石展を見ているので、二番煎じ感が抜けなかった俺の問題もあるのだが)
あとは、この展示を見たことが、あの本のあの部分に生きているのかなとか、あとから感じました。(これは本人に突っ込んでみたいw)
常設展に入る前に、神奈川の宙観図(人工衛星視点の鳥瞰図)の前で喧々諤々。鎌倉のメンバーはしっかりミュージアムショップで宙観図のクリアファイルを買って帰るというw
常設展も規模が大きすぎてなかなか飲み込めないという要素はあったものの、地元ネタでようやく復活。上倉田層・長沼層の出土物を見られたのが、個人的ハイライト。今の現地で絶対に露頭を見つけたいですよ。
生命の星・地球博物館に行く前に温泉地学研究所の門前まで行けたのがうれしかった。いつかはあのロビーを見学したいと思っています。
小田原に戻ってから小田原BMの主催者と合流。彩酒亭 洞というお店で一箱意見交換会。このお店が本当に素敵なお店。料理も酒も素晴らしい。
その席ではお互いの違いを超えた意見を交わせたと思う。こういう機会があると自分たちの行動も客観的に見えてくるのでよいね。来年も不忍遠征は合同で行いたいと思ってます 。
今日の一番の発見は小田原って案外近いということ。また行こう。そして黒糖焼酎紅さんごの旨さよ。どこかで入手したいw
いい一日だった。感謝。(小田原のお二人に特に感謝。)