Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

180524つなぐ、神奈川県博 ―Collection to Connection―@神奈川県立歴史博物館

名称:神奈川県博開館51周年記念 つなぐ、神奈川県博 ―Collection to Connection―
場所:神奈川県立歴史博物館
会期:4/28~7/1
入場料:¥600。常設¥300?
見学日:5/24
図録:あり。未購入。価格不明。展示品リストあり。

リニューアル工事のため休館していた神奈川県立歴史博物館の改装後1回目の展示。
子供の頃は自然史部門も一緒で神奈川県立博物館だったな。懐かしい記憶。

ドーム(建物)、人、空間、研究、未来の五部構成。展示物は若手の学芸員が決めたらしい。なるほど、未来へつなぐ。

眞葛焼や広重(田辺コレクションだっけ?)、吉田初三郎をみられて眼福。歴博のこれまでと(特に)これからを期待させる展示だった。

資料的価値の有無・高低にかかわらず、保存される資料群。それを見出して、掘り起こしていくのは、博物館の学芸員の仕事。某大臣が学芸員をディスる発言があったが、いやいやそんな物ではない。地道でコツコツとした積み重ねが必要な仕事だよ。敬服。

個人的には、近所の庚申講の展示が気になった。2006年まで続いていて、道路拡幅に伴い解散。資料群を(石碑とともに)寄贈されたものらしい。って現地写真(として展示されていた)は今年のものだったぞ?その写真を見ても場所に覚えがないという…。どこだったのかなぁ。

企画展の最後のコーナーに、収蔵品を記録する道具たちを紹介していたのは良かった。考古学系で使う測量?的な道具に萌えた。
こういうことが地域博物館を将来に繋ぐことなのだと感じた。道具をただ展示するだけではなく、その使っている姿をビデオで見せてもよかったのではないかとは思ったが。

てなことを言いながら、一番のショックは、ずいぶん昔(20年前!)の五雲亭貞秀の企画展の図録がプロパーで販売されていたこと。以前は歴博のショップにもなくて、最近古書店経由で買ったんだよ…結構な値段で…プロパー…。(倉庫に眠っていたのかな)

常設展も一部リニューアル?古代、中世、近世は展示物が変わったような気がした。
サイン系も新しくなったような。

7/1まで。5/29から後期がはじまり、一部展示物の入替あり。

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