Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

180524伸びる鉄道、広がる道路-横浜を巡る交通網@横浜都市発展記念館

名称:伸びる鉄道、広がる道路-横浜を巡る交通網
場所:横浜都市発展記念館
会期:4/14〜7/1
入場料:¥300
見学日:5/24
図録:あり、未購入、価格失念

横浜の都市形成史を交通の発展と絡める企画展。都市発展記念館ではおなじみのスタイル。

過去の企画展の焼き直し的にも感じるところはあった。とはいえ、古い写真、古いパンフレットなどは幾ら見ても飽きない。そして、構想段階で潰えた都市計画的な交通網計画図は、あり得たかもしれない横浜の姿にいろいろな感慨を覚える。

老眼化してきたのか、眼鏡の乱視が合っていないのか、地図なんかを見るには、ガラスケース分の距離があると無理。単眼鏡を持っていけば良かった…。(眼鏡は、ホントに作りなおさなくてはねぇ…)

横浜の交通網の歴史を網羅的にやると、対東京・対横浜中心部・対郊外(さらに時代的にはもう一度対東京も加わるのかな?)で全く違う様相をみせるので、うまく纏めないと散漫になってしまう傾向はある。今回の展示では、そこのあたりはうまく纏めていたようには感じたかな。

いろいろケチをつけているとはいえ、SM分離ポスター(この言い方で普通の人は脱落するはず。東海道線と横須賀線の分離。’80頃だったかな)や市営地下鉄の朝倉南(タッチ)の市営地下鉄の戸塚駅までの延伸ポスターとか、懐かしくて涙が出る。ここら辺は個人的体験の話だが。

こういった、写真・ポスター・切符などの資料はみていて飽きないものだとあらためて。
気になったのは関東大震災あとの写真で、市電の線路が敷石ごと曲がっている物があったのだが、当時は市電の軌道以外は無舗装だったのかね?古い写真で見るかぎり、そのようにみえるのだが…

ここの展示は興味のある人以外にはキツいかな?とは思いつつも、こういう資料群を眺めるだけでも面白いと思う。7/1まで

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