2020年4月の読了本

4月は8冊。まあ、頑張った。ブクログ

このコロナ禍の中で、読書だけが自分の精神的な命綱のような気がする。
書店の営業も限られるなか、どうやって本を読んでいくかを考えてしまうね。

美しい3D地図でみる 東京スリバチ地形散歩 路地大冒険編 (新書y) 著者 : 皆川典久 洋泉社 発売日 : 2019-10-25 ブクログでレビューを見る»

洋泉社の新刊を読むのはこれで最後か…。いろいろお世話になりました。
単行本の新書化（加筆あり）だが、持ち歩きにはこのサイズが便利よね…。

季刊横濱　2020年春号 Vol.68 著者 : 発売日 : ブクログでレビューを見る»

特集：横浜に路面電車があった頃
ISBN：978−4−87645−607−9
こちらが欲しい情報（暗渠）は得られず。でも、横浜市電があったエリアが、本当の横浜なのだなと。

古い写真の効用。主題ではないもの・細部に宿る地域性・歴史。その大切さ。

野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る (シリーズ・日常術) 著者 : 野中モモ 晶文社 発売日 : 2020-03-26 ブクログでレビューを見る»

ZINEは自分のための小さなメディアなのだと感じる。
自分も改めてZINEづくりに勤しまなくては。
第一章の個人的メディア史を読んで、その（中高生時代の）文化的豊熟度に目を見張る。自分も著者とは同時代の人間だが、こんなに文化的に豊かではなかったな。地域性なのか、俺の感性なのか知らんけど。（当時、それなりにサブカル系にアレコレしたとの自負はあったのだが…）

ユリイカ 2020年5月臨時増刊号 総特集◎坪内祐三 1958-2020 著者 : 亀和田武 青土社 発売日 : 2020-04-14 ブクログでレビューを見る»

ただただ溜息のみ。小沢信男さんの言葉に涙が出る。

週刊文春　2020年4月23日号[雑誌] 著者 : 桑田佳祐 文藝春秋 発売日 : 2020-04-16 ブクログでレビューを見る»

必要なところだけ（文春砲なぞ関係なく）。坪内祐三追悼座談会を。

私の古寺巡礼 (講談社文芸文庫) 著者 : 白洲正子 講談社 発売日 : 2000-04-10 ブクログでレビューを見る»

ようやく読了。この本を読んで、神仏混交の意味がみえたような気がする。

京都/奈良といっても小さなエリアしか知らないのだな、俺は。近畿文化圏でみれば、もっと広い世界があるのだなな。
それは関東でも同じ。鎌倉時代の影響を相模・武蔵に絞ってしまうと見えなくなる物があるよね。自戒。

横浜防火帯建築を読み解く:現代に語りかける未完の都市建築 著者 : 藤岡泰寛 花伝社 発売日 : 2020-03-24 ブクログでレビューを見る»

戦後の横浜の都市形成史のひとつとしての防火帯建築。その特異性（線ではなく面・密集度など）を歴史的経緯・地理的要因、関わった人々のなどから読み解いていく。
後半のリノベーション的手法による活性化の話も面白い。
まずは横浜の街を歩いて、もっと防火帯建徳を観ていこうと思う。

横浜の歴史愛好者・都市愛好者で話題にならないのが不思議なくらいの良書。
防火帯建築のみの議論ではなく、横浜という都市の特性・歴史的経緯についてもしっかりとした指摘がある。
防火帯建築を眺めるために横浜の街を歩くだけではなく、同じ県内の横須賀や藤沢のそれも歩いて行かなくては。

蟹に誘われて (楽園コミックス) 著者 : panpanya 白泉社 発売日 : 2014-04-25 ブクログでレビューを見る»

路上観察的視点とマジックリアリズム、そして大人になると失ってしまう感性。