2020年9月の読了本は、16冊。よく読んだな!(漫画とZINEが多いからなぁ…)
一箱出店者たちの思いを噛みしめる
ポルベニールブックストアで、ふと手に取った本が路上園芸学会の村田さんのZINEだった。色を見る目というのも面白い。
これもポルベニールブックストアにて購入したZINE。書店を応援するZINEなら買わねばなるまいて。
まさかの一気読み。そもそものきっかけは暗渠が登場する漫画ということだったのだが…。
主人公たちが目指す最強の世界の構築に突き進む様子に、ふと我が身を振り返るなど。猫綱、お前本気で取り組んでいるのかい?と。
鎌倉の立ち飲み、ヒグラシ文庫。その常連有志によるフリーペーパー。毎度ながら熱い。これも今だからこその特集か。
東京の暗渠研究は複層的に進んでいるのだなあと改めて感じるね。
川筋すら追えていない当方のそれはまだまだだな…。
メジャー誌(当社比)で暗渠が特集される時代が来るなんて!聖典に加えなくては…
これも一気読み。そうか。高丘親王の歩いた世界はこんな感じだったのか。そして薬子のエロティシズムがようやくみえた気がした。
現地のフィールドワークや史料群から推論していく様子に興奮させられた。
2020年のベスト本はこれか?という勢い。点の記のラストにある事実を単なる事象だけとしてではなく、文献とフィールドワークから読み解いていく様子は一流のミステリーの様であった。GIS的な手法を使ったのも興味深い。
化石よりというよりは、地質学・建築寄りか。素人にも石の種類を同定できるのかなぁ。俺には無理そうだが…
無印良品による白洲正子の選り抜き帖。なるほど、読みやすく美味くエッセンスを取りだしている感じ。実際の白洲正子の作品は見果てぬ山…という厳しさがあるのだが。