Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

読了本2020/12

12月は15冊。結構読んだのだな。2日/冊はちと早すぎる気もするのだが…

 

つまりこれは本のリストの本の一種なのだなと。
そして、これは「小さなメディアの必要」の系譜なんだな。そして「日本のZINEについて知ってることすべて」とか、「野中モモの「ZINE」 小さなわたしのメディアを作る」に繋がるのだと。
そしてその先達をたどれば、宮武外骨とか三田平凡寺あたりまで繋がってくるのかと思うと、自分の興味の散らばり(食い散らかし?)もこういう方面で収斂するのかと思ったり、思わなかったり。

記憶にあるミニコミの名も散見。BANZAIマガジンとか神田神保町路地裏マップとか。

もそっと、ZINE(でもミニコミでもリトルプレスでも呼び方なんて何でもいいけれど)を追いかけていこう。

 

 

 

リストに並ぶ書籍の名前を見ながら、何のリストだかを想像するのが面白かった(当たらないけれど)。本を取り巻く文化史や人物とかの膨らみも面白かったな。

古くからの友人の名が載っているのよ。やったなぁ。

 

著者 :
シンコーミュージック
発売日 : 2020-10-23
ジャズ雑誌を読むなんて二十年以上経つのではないか。久しぶりに読んだら知識がなさ過ぎて、その文法・文脈についていけなかったよ。

 

町田特集なので。

 

うーわー!そう来るか!

急転直下だった…

 

著者 : 南方熊楠
共和国
発売日 : 2018-04-21
猫と南方先生、水木しげる先生の漫画とは違うけれど。なかなかの読み応えだった。

ヒグラシ文庫一箱古本市で入手した本。あの男の蔵書。

 

小学館
発売日 : 2015-08-10

3冊まとめて。書籍版は所有済み。電子書籍版を購入。
久しぶりに読み返したが、やっぱりちづかマップはええな。続編を書いてくれないかなぁ。

 

対談集、というよりも酒飲みの会話をそのまま記録した感じだな、こりゃ(褒めてる)。つか、俺も酒を持ってこの会話に参加したいわw。

表紙デザインがカラーブックスに似ていると、あとから気がついたw

 

情報の濃さは素晴らしいけれど、実際の地図(というか土地の高低)は見やすいとは思えなかった。
カシミール3Dをそのまま使ってあるのかな?PCやスマホで見るなら大丈夫なのに、書籍になると見劣り感が目立つような気がした。
まあ、手元に起き続けるけどね。

 

まだ、東京の街を闊歩するには至らないのであったが、思索の森の闊歩はすすんでいるのであった。ああ、いつになったら僕らは東京の街を闊歩する著者を目撃できるのであろうか。

続編を待つ!

 

横浜市歴史博物館2002年の企画展図録。こんな展示を開催していたのだね…。渋沢敬三と縁が深い常民文化研究所が神大にあるのが縁だそうで。
なによりアチックミュージアムの面白さよ。和次郎さんにも言及あり。

上の文は、アチックと横浜は関係なのに、なぜこんな展示を開催したのか?という点への回答。

 

ああ、いい物語だった。ちょっとした偶然がカチリと重なった瞬間に物語は生まれるのだな。自分のベスト映画のSMOKEの味わいに似ているかな。

 

 

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