Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

読了本 2021/02

2月は11冊。短めの電子書籍も含めての数だから、たいしたことはない。 

山手の洋館のアレコレ。観光目的で行ったことはあっても、建築史や近代史目的はなかったな。特集内で良かったのは保存活動の取り組みについても紹介されているところか。

まあ、一度は目を通さねばならないからね。買い続けないと、廃刊されてしまうかもしれないという危機感もある。

怪異譚でありながら、どこか柔らかいのは作者の個性故だろうか。画風もそれぞれに変えているんだなぁ。

怪異譚は苦手なのだが… 

ひょっとすると、俺は書かなくてはならない人間なのかもしれない。と誤読させられた本だった。書き続けようと改めて。

折に触れて読み返すつもり。文章術(技術)のようでありながら、それは相手に届くのかい?と繰り返し問われる本。

眼福につきる

あれほど雪岱が好きなのに、雪岱の作品を知るすべがあまりなかったので、これはうれしい。
雪岱の社会的受容の歴史(要は過去の展覧会や研究書)を興味深く読んだ。

これは面白い。続編希望

博物館系(郷土資料館系?)の日常を。
本編に挿まれる夜のミュージアム系のお話しがアレ。ホントにあるのだな。

なんというか、偽書の是非や偽書製作者の断罪とはではなく。偽書を作るうえでの土台となる正史から、偽書を生み出す構造を探ることで、製作者のメンタリティ?(暗い情熱が正しいか)を見極めようとするノンフィクションであったとおもう。ええ、なにをいいたいのか自分でわからなくなってます。
アカデミズムの専門性からではみえぬ、製作者の幅広い知識と専門性になり立つ偽書というのにも興奮を覚えた。

アカデミズムは専門的に分断されていて、その間隙をついたような偽書。全体をみれば偽書である可能性を感じさせるが、特定の専門分野の中で、それは発見されにくい構造であると。
それが、偽書制作者の意図したことではないように思うのだが、結果としてそうなっていると。
しかし、その暗い情熱の発火点を思うと、どんよりとしてくるな。

山を歩きてぇ!いや、低山でいいのよ。とにかく歩きたい…。

特集に惹かれて購入。ああ、歩きたいよ…。

階段特集。表紙の高輪の階段がいかにも東京的。神楽坂の熱海湯脇の階段は個人的懐かしさがあるなぁ。
東京の会談の写真をいろいろ眺めていて、横浜(も坂と階段の街だ)と階段の景観が違うように感じた。なにか違いがあるのだろうな、いろいろ考察してみたい。(横須賀的というのもありそうだ)

東京人の地理/地形特集もだんだんとニッチな方向に。しかし、東京の地理をを構成する要素として、階段は外せないのではないか。(過去に坂の特集号はありましたかね?)

あれ?これも俺が読みたい田中小実昌さんのバス旅行記ではないのか?
東京の中をいろいろとフラフラする話だったような気がするのだが、これは東海道を京都へ向かう話。
ところで、文中にでてくる小田原の御茶漬屋はどのあたりにあったのだろう?飲食街で駅前からは離れ、飲食街は通り一本ではなく、井桁上に存在…。
最近、小田原に興味があるだけに気になる。宮小路あたりではなさそうなのだが。

メインテーマに野猿峠ハイキングコースがあるのだが、結局この書籍ではよくわからない。推測だけで論拠・根拠に乏しいと感じた。
地方交通史や観光文化史の先行研究をないがしろにしているのも非常に残念。
誤字も多いのも気になる。電子書籍で内容のアップデートは頻繁に行っているようだが…
テーマは面白いだけに残念。

上と同著者。感想も上に同じ。

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