名称:第1回たまプラーザ大古本市
場所:東急百貨店たまプラーザ店3F/B1F
入場料:なし
期間:09/02〜09/07
見学日:09/06
図録:なし
急に休みになった月曜日。月曜日は大抵のミュージアムは休館日なので、月曜休みは困るのが本音。
いろいろ心がやさぐれていた所に、たまたま古本市が開催されているのをSNSで知り、出掛けた次第。自分の心を静める場としてはありがたい。
元は東急東横店で開催されていた古本市をたまプラに移動させたものらしい。
久しぶりの大規模古本市。目の保養にはなったかな。財布の紐に事情があって、購入したのは2冊だけ。
基本、コレクションの趣味はないのだが(本をコレクションする気はない。そもそも読む(読みたい)本を購入しているだけ)、古本市の中で小村雪岱の団扇絵を見つけた。価格が8万円だったかな。心がぐらついたな…。銀行に今から駆けつけ、お金を下ろそうかと…
新版画でもそうは心動かないとは思うのだが、小村雪岱と井上安治、川上澄生あたりだったら、どうなっていたかw。
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立派な規模の古本市(目録もあるぐらいの!)は本当に久しぶり、次回もあるといいな。
名称:いたばし暗渠×水路上観察入門展※
場所:Timesspot
入場料:なし
期間:09/12〜10/03
見学日:09/12
図録:なし
名称:高島平×水路上観察入門展
場所:板橋区立高島平図書館
入場料:09/12〜10/03
見学日:09/12
図録:なし
みんなご存じ暗渠マニアックスの水路上観察入門展。江東区の次は板橋区!
いい本なので購入するべし。
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感想はこれに尽きるな。行きの電車の車窓から暗渠の見当をつけられたのも面白かったな。
見知らぬ土地でも暗渠という切り口でその都市の構造を見られるというのは、面白いレイヤー・スキルだと思う。
戦利品は、缶バッチ一つ。井草川暗渠マップ手ぬぐいは3色揃をコンプリート。クッキーはA.K.Laboさんのもの。A.K.Laboさんのは高円寺フェスの時のマンホールと境界標ビスケット。そして世田谷文学館のクラフト・エヴィング商會展で頂いた以来か。
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これは、旧前谷津川暗渠が都営三田線のガード下をくぐる場所。
展示で知って、せっかくなので見にいった場所。暗渠と交差する道路伝いに向かったのだが、暗渠が低地にあるという概念が成り立たぬ場所だった。川の自然堤防?のせいで、付近一帯よりも暗渠のある場所の方が、高くなっているという…。頭では理解しているのに、眼と脳は底に暗渠があるとは感じられないという…。
ここの写真を押さえておけばよかったな。また、板橋の暗渠をおとずれてみたい。こういう機会を得たのだからね。
そして、横浜でも水路上観察入門展があるらしいよ。あの猫綱製の薄い本(語弊)が再刊されるらしいよ?!乞うご期待。詳報を待て!
名称:布ーうつくしき日本の手仕事
場所:横浜市歴史博物館
入場料:¥1200(企画展のみは¥1000)
期間:2021/07/12〜09/20
見学日:09/20
図録:あり。購入。¥2000
興味はもともとある展示だったが、見そびれていたもの。見学する気になったのは、見にいった若き友人の言葉から。こういう機会はSNSのよい一面か。
自分は民俗学的興味でいったのだが、鑑賞している人は手仕事系(?手芸?クラフトというべきか)の興味の人が多かったような。
そもそもは神奈川大学の日本常民文化研究所との連携展示。以前もあったような気がする。
日本常民文化研究所の挨拶文に、日本常民文化研究所が博物館機能を持ちたい云々という文章があって、鼻息を荒くする。渋沢敬三(渋沢栄一の後継者)のアチックミューゼアムからの系譜なだけに、これは楽しみだな。
なによりも刺し子の美しさよ。強度を出すという実利面だけではなく、根底に作り手の美意識が見えてくる感じがなんともいえなかった。実利面でいえば、刺し子の刺されている場所が、そもそも痛みやすい場所であるというのが、使い古された刺し子を見ると納得感があった。
端切れを編み込んでいく裂き織りや、襤褸を重ねていく襤褸刺し子にも美意識が見える。厳しい環境(気候・風土)にも理由があるのだろうな。
中盤に麻のシャツが展示されていたのだが、これ無印のじゃね?という雰囲気で思わず笑ってしまった。多少中厚の麻。キャプションを読む限り、夏用ってわけではなかったようだが。
後半は、様々な植物の繊維を使った布を展示。麻。イラクサ。しな(榀)は信濃の語源になるとか、。ゼンマイ(ゼンマイにも綿はあるけど、あれで布を作るのか!)。コウゾ、葛など。後は、和紙から糸を作った紙布というのも。最後に芭蕉布が展示。これは南方系で参考展示。とはいえ、気候風土の違いで材料や生地の織り方も変わってくるということなのだな、と。
アイヌの衣服も展示してあって、最近読んだ漫画のことをおもいだすなど。ちょいとシンクロニシティかw。
横浜市歴史博物館の図録とLIXIL BOOKLETの紙型が一致する件。ああ、なるほど…と(謎) pic.twitter.com/sqisLsXgIN
— 猫綱 (@nekotuna) 2021年9月20日
これは、俺の興味なんですけどね。そういえば、LIXILギャラリー(INAX時代か?)にもこぎん刺しの展示があったことをおもいだした。(買いました)
最後に写真を。
こぎん刺し。ガラス面反射はしょうがない… pic.twitter.com/RlNUJSiCps
— 猫綱 (@nekotuna) 2021年9月20日
アイヌ紋様。実物は初めて見たかなぁ pic.twitter.com/iFjggMs7mj
— 猫綱 (@nekotuna) 2021年9月20日
無印風麻のシャツ。スタンドカラーだし! pic.twitter.com/OQPLgd4fTp
— 猫綱 (@nekotuna) 2021年9月20日
横浜市歴史博物館の企画展なので、スペース的にこぢんまり感はあるのだが、結構楽しめたかな。感謝。
名称:「水路上(暗渠)」と「ロケ地」で読み解く高島平
場所:オンラインイベント(無料)
入場料:なし
期間:2021/09/25〜(youtube上で公開中)
見学日:2021/09/25
図録:なし
水路上観察入門展の付帯イベント。
撮影した風景と同じ物を撮ろうとして、400ミリのレンズが必要になる話が面白かった|