Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

Event Review 2023/02

名称:歩く、描く 谷口ジローと清瀬
場所:清瀬市郷土博物館
入場料:¥500
期間:01/21〜03/16
見学日:02/26
図録:あり。購入。¥2000

劇画からスタートし、フランスの漫画の一形式バンド・デシネに比するような漫画を描いた谷口ジロー。その作品に登場するのが、一時期暮らした清瀬の風景ということで開催された企画展。いうなれば、先月にみたつげ義春と調布の展示みたいなもの。

谷口ジローの作品といえば、人によって違うのだろうが。読んだ順に。

 

 

 

 

 

 

他に猟犬探偵などもあるが未見。原作の小説は読んでいるのだが。
まあ、散歩もの〜歩くひと〜ふらり。における散歩系の作品が好きかな。

原画の細かさに溜息。どれだけ手間が掛かっているのだろう。1ページ/日ではなく、一コマ/日ではないの?というぐらいの細かさ。

取材ノートや写真を展示しているのだから、コマと実際の清瀬の場所を特定してマッピングすればよかったのではないか。つげ義春と調布の場合はそれをシビックプライド(調布の記憶)と繋げようという意志が見えたのだが、それが希薄だったかな。少々勿体なく感じた。

まあ、あの原画を眺められただけでも良しとする。すべて写真撮影OKだったのだが、一枚も取らなかったな。写真に収めることが冒涜のように思ったのは初めての経験かもしれない。その分時間を掛けて目に焼き付けた…と自分の審美眼を信じたい。

帰宅後に東京人の谷口ジロー特集号を読もうとしたが、本棚の奥に隠れて見つからない。しかたがないので、Kindleででも…と考えて検索したがこの号は電子化されていないのね…

 

 

清瀬市郷土博物館をでたあと、近隣にある中里の富士塚に訪れる。これは、SNS(ブログか?)で谷口ジロー作品に登場する(歩くひと)と知って訪れたもの。

多摩・武蔵野地区の富士塚は初めての経験かな。地形的な面白さもあるので、これは別の機会にまとめたい。

帰り道、新宿のハンズ(東急ハンズ)に立ち寄り、おもしろ同人誌バザールへ。
大崎や新宿、横浜(これもハンズ)で開催される情報系同人誌のイベント。

というわけで戦利品。以前から欲しかった本(右端)を入手できたので本当にうれしい。

2023/02は他に、お店のようなもの2号店で開催された「本屋のようなもの」へ(2/12)。
特になにも購入しなかったのだが、一箱関係者と久闊を叙す。いい日だったな。

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