Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

Book Review2024/04

2024/04は、読了13冊、登録50冊、購入14冊4635円。
一箱古本市で安く手にいれたから金額的にはまずまず。

 

西国三十三カ所巡りなのに、その場所に行く過程が詳しく、着いたあとのその場所についての記述が少ないのに驚いた。が、解説を読んでそのスタイルが理解できた。
いうなれば作者と読者の同「行」二人なのだろうな。

ここ数年読み込んでいる、講談社文芸文庫の白洲正子。これはその一環。西国三十三カ所巡りが花山天皇との関係があることを初めて知った。つか、今の大河のアレじゃないか!

関西の土地勘に富まないので、イメージが湧かぬことも多いが、じっくりと歩いてみたくなった。まだまだ知らぬ世界があるのだな。

 

新九郎の成長を見ているのだなと、そして甥・龍王丸の頼りなげながらも何かしらの筋を通そうとする感じが良い。

常に難しい舵取りを迫られる主人公。いつの日か、北条早雲に変化する日が楽しみ。

 

ヒグラシ文庫一箱古本市で購入。
ああ、いい小説じゃん。今まで読まなかったのが悔やまれる。
個人的な理由も含めて、西岡の心情に寄り添いたくなった。いい奴よな、西岡。

映画は観ていたのだが、小説の方がさらに人情の機微に触れているところがよい。

 

いつかは読まなくてはならぬ本であった。よい機会に入手できた。

 

 

 

久しぶりに星新一を読む。どの話も古びないのは何故なのか。そして、はじめてポケミスならぬハヤカワSFシリーズを読む。

 

今回は写真入り。仁左玉のイチャイチャ写真付き!

 

横須賀ブックミュージアムにていただく。
視点がいいなぁ。路上にはまだまだ面白いものがあるのだと思わされた。
こういう文庫サイズの同人誌もいいね。

とうだいもとぐらしさんのZINEはちゃんと入手したい。

 

武蔵国国府祭(くらやみ祭)についての記載。あるくみるきくはもうちょっと深く掘り下げたい。

 

 

 

著者 :
トゥーヴァージンズ
発売日 : 2001-06-01

若き日のディモンシュオーナーの姿が!

 

食わず嫌い過ぎたかな。なかなかいい物語であった。

SNSには書けないけれど、井上ひさしが嫁が逃げる話を書くところにいろいろ感慨が。
それはともかく人情話として、よい話であった。

 

それぞれの写真につけられたタイトルが秀逸(その英語訳も)。路上の蒐集と分類がここにも。

視点の拡張を。もう無言版を意識せずにはいられない。

 

2024/04月末の積読

 

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