Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

Book Review 2024/08

2024年8月は8冊。 本棚登録は54冊。購入は5冊/¥3498。

読んだ本が少ないのは、きっと夏のせいだ。暑さか。いや、俺の怠惰。

 

いやはや、駿河の案件も解決か。新九郎も強くなったなぁ。
そして、伊都姉の強さと、ぬいさんの包容力よ。
駿河の一件。割と狭い範囲のことだったのだなと作中の地図で感じる。さすがに今とは機動力が違うか…

 鎌倉検定でもイマイチ理解できなかった、足利〜戦国時代の関東の歴史。その一端がここに。まあ、それでも鎌倉時代ほどの理解はできていないなぁ。

 

再読。前回の処分日不明。いや、いしいひさいちさんの文芸漫画は処分するものではなかったな。反省。

なんで処分してしまったのか、俺。

 

いや、今号もよき。少年漫画の王道を行きつつ、創作の苦しみと喜びを(そして仲間のいることのソレ)にカタルシスを得られるという…。こういう学生時代を送りたかった。

伊豆大島もいいけど、八丈島も気になるなぁ。

 

改めて地図記号の変遷を思う。地図記号になる意味があった要因を。(そしてそれが廃される時代性も)
ちゃんと地図記号の変遷を追わなくてはと。

岩波写真文庫は古本屋で見つけたら、一応チェックしないといけない叢書。テーマによってはこちらの琴線に触れるので。

 

たまたまのオススメと自分の機会で読んだ漫画。こういう体験も悪くない。

 

民藝の周辺にあるジャンルが自分の興味のある範囲と多く重なっていることに気がつく。民藝の狭義化(先鋭化)と俗化したの民芸品の問題は本質的な問題かもしれないと感じた。
そして、知のネットワーク(学問と蒐集家が未分化した時代の)とか、交通や通信、出版の近代化との関係性も考えてみたい。
とりあえず、再読しなければならぬ本は結構ありそうだ。

今年のベスト本入りするのではないか。それだけの衝撃を受けた本だった。

 

錯綜。恨む力の強さに愕然とする。それでも…

歴史的経緯を知らずに読んでいるのと、登場人物の名前を覚えにくいので、なかなか難しい。それでも、物語の面白さに救われているのだが。

 

今和次郎とタウト、タウトと秋田(秋田犬の話も面白い。あれの起源はどこにあるのか)などを考えていくと、雪調あたりとも繋がっていきそうで、もうひとつのミッシングリンクがありそうな気が。

秋田の犬の木彫りもそうだし、北海道の熊の木彫りも民藝ではないが、民芸品(souvenirとでもいえばいいか)ではあるものをどう捉えるのか問題は探求したい。敷衍するとみうらじゅんのいやげ物や山下メロのファンシーなんかにも繋がるのではないか。

 

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