名称:あこがれの「団地」高度成長とベッドタウン横浜
場所:横浜都市発展記念館
会期:10.11〜1.12
入場料:¥300
見学日:2015.01.12
図録:あり・購入・¥864
横浜市内にも多数ある団地をテーマにした企画展。
自身も団地生まれなだけに、興味は尽きないテーマ。
まずは地図の展示。
首都圏鉄道網地図。首都圏整備法改正による近郊整備地帯の図示。(改正前のグリーンベルト構想にも触れてあるのがうれしい)
住宅公団の団地分布図。見事に郊外。
横浜市の道路計画図。環状道路が5本計画(おっと)。東急が計画した高速道路も(第三京浜〜境木〜舞岡〜公田〜江の島)。
公団、市の広報物。横浜銀行の広告版下など。
団地の広告。入居申込み案内。
日吉のスターハウス。公田団地の入居開始当時の写真(棟に焼却炉の煙突が!懐かしい風景)。
住宅団地の分布図。公団だけではなく、公営や民間の開発のものも。
私鉄による住宅開発。
相鉄の路線図。開発した団地が描き込まれている。(新線として(原)町田〜二俣川〜杉田海岸という路線も。ええ?)
昭和35年の東横線大倉山駅付近の写真。水田のなかを走る東横線。今では信じがたい風景。
多摩田園都市関連の資料多数。そうか、アレも横浜だものね。
団地の住まいの手引き書。団地住まいのノウハウを教えなければならなかった時代。(そういえば洋式トイレの使い方のシールって、しりません?そんなのありましたよね?)
団地内のスーパーマーケット。プレハブの仮設校舎。急行バスの運転。
宅地化とともに交通状況も悪くなる。
歩道のない道路脇を通学する小学生。路駐の増加。電車・バスの混雑。都市化による集中豪雨の発生、など…
鉄道の輸送力の強化の資料。東海道と横須賀線の分離運転。分離運転にともなう貨物線建設の反対運動ビラ。
洪水対策を唱える政党ビラ。(柏尾川放水路。戸塚付近から公田を通って、材木座に放水って…?)
団地の生活道具。炊飯器・トースター・扇風機。百科事典(あったねぇw)
あと、どのコーナーに出ていたのか忘れたが、根岸線の磯子以南の計画が三路線あって、それぞれ興味深かった。
自分の生まれ育った団地も写真二枚程登場。生活感云々よりも。団地以後の交通施策の話が面白かったな。団地手ぬぐいがなくて、残念。