Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

Book Review 2024/02

2024年02月は15:冊。 本棚登録は42冊。購入は11冊/¥8382

 

 

ダンピアのおいしい冒険 2
ダンピアのおいしい冒険 3
ダンピアのおいしい冒険 4
ダンピアのおいしい冒険 5
ダンピアのおいしい冒険 6

前から知っていた漫画だったが(同じ作者の天幕のジャードゥーガルは読書中)、たまたま書店で岩波の主人公ダンピアの航海記を見かけたことで読みはじめることに。 (そして一気読み)。実在の人物で、海賊兼地理/博物学者(しかも独学者)となれば読まずにはなるまいて。
天幕の〜もそうだが、知識への渇望と時代背景。そして主人公の不遇とその行動力に感嘆する。これは面白い。

岩波のダンピアの航海記もいずれ読んでみたいものだ。

 

いやはや、漫画学よりも面白いではないの。あの時代の空気が流れているような気がするね。

こういう本との出会いがあるから古本屋巡りは欠かせないのだ。
NHKの番組の一コーナーを文章化したもの。MCはいとうせいこうだったらしい。

 

エリアスタディーズ200巻記念の無料冊子を古書店で有料で入手するというもの。
ファイブスタン・コーカサス・トルコなどを知るには欠かせない本なので、こういう評価があるというのはうれしい限り。

 

NHKの元ディレクターによるシルクロード解説なのだが、基本的には中国側(東トルキスタン)に内容が偏っている。通史を知るのには役に立たなかった。

 

発売日当日に読了。石龍光の変化に涙。へびちか先生の無双っぷりに感嘆。新入生のあいつに驚く。いいなぁ。
今回のロストワールドも良かった。ロボ太とポコ太。いつの日か全編読んでみたいなぁ。

映像研には手を出すな!が創作の苦しさ・楽しさを描くことから若干離れてきているので、そのあたりを純粋に楽しむにはこちらの方がよい。
まあ、少年漫画のスタイルなんだよね。それもまたよし。

 

中央アジアの通史としては読みやすい本ではないかと思う。用語/訳語に古めかしさを感じたが、出版は1977年。なるほど。中央アジアにとどまらず、モンゴル・チベット・アフガニスタン・ペルシャ等の通史として読める点でも評価できる。
加えて、近代以降のアフガニスタンを取り巻く問題についてもしっかりと記述されているので、よかった。

通史として読むにはこちらの方がよい。

 

著者 : 荒木経惟
筑摩書房
発売日 : 1998-01-01
20世紀末の東京の姿(その風景すら懐かしく感じる昨今)。そして、杉浦日向子さんの文章とアラーキーの写真。
ようやく手元に置くことができた。

(こちらがその後の杉浦さんの病気のことを知っているせいか)、死の影のようなものを文章から感じてしまう(まあ、いうなれば露悪的な強さもある人なのだとは思うけれども)
加えて、アラーキーのセクハラめいた発言がサラリとスルーするのも興味深いところ。

編集者の名に、畑中さん(今は民俗学の本をよく書かれている)の名前があって、ちょっといろいろリンクして面白かった。

 

ああ、いいね。

SNSで1話だけ読んで、つい読む気になった漫画。
連続ものではなく、様々な職人の生きざまを描くような作品。

 

発売日当日に読了。平安文学(源氏物語を含めた)のあらすじ紹介だけでも十二分の価値。源氏物語を当時の同人誌と読み替えるだけで、こんな面白い物語になるとは。

光る君へと合わせて考えると、いろいろ面白かったりする。漫画も大河もどのような逸話を生かしていくのか興味深い。

 

ただのエスニックグルメ本と思っていたが、川口市のクルド人インタビューや、ネロウズ(トルコとの微妙な関係)、イラクのクルディスタンの記事を読むと、より地域性に理解が得られた。
こういうZINEに出会えてよかったと感じるな。いつか、カワグチスタン・ワラビスタンを尋ねてみたい。

 

3月末の積読

 

 

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