4月の末になって3月の感想を書く。なんたる怠慢。
名称:川崎市市民ミュージアム ー誕生と軌跡ー
場所:川崎市教育文化会館 1階イベントホール、市民ギャラリー
入場料:無料
期間:2024/02/08〜03/05
見学日:2024/03/03
図録:関連書籍「川崎市市民ミュージアム-誕生をめぐって-」あり。¥1500。購入予定あり
1988年に開館した川崎市市民ミュージアムが、令和元年の台風19号で水没。史料群が失われたのは記憶に新しい。近年、仮施設で再始動をしたのを機に、その誕生と奇跡を解雇する展覧会が開催されたもの。
市民ミュージアム前の計画や理念を語った資料や、実際の設計のアレコレ、そして被災の状況とこれからについての展示。いろいろ思いをはせる展示だった。
あの建物、菊竹清訓の設計だったのを知る…。ああ、そういう雰囲気だったよね。(あまり建築を見ていなかったな)
福田繁雄のオブジェも見ているはずなのに、記憶に薄い。
もとの郷土資料館的な物から、メディアセンター構想へ変化。何故メディアミュージアムが入ってきたのは不思議だが、写真美術館云々の運動(そういう請願?があったみたい)と、複製技術云々とポンピドゥー・センターの影響もありそうな感じ。ちょうど時代だもの。
設計図を見て、常設展示の具合を覚えていないことに気がつく…。俺、何度川崎市市民ミュージアムに行ったかな。企画展だとみうらじゅん?江口寿史もあったような…二ヶ領用水のもあったような…記憶に薄い。気分的に遠い場所だった感がある。
ボーリングした地質標本も展示されていて、(実際の地質はわからなかったけれど)これがあれば水害の可能性も…とは判断できなかったのかと今更なのだが。本当に水害の可能性を考えていなかったのかな。
被災資料のレスキューと新規資料の収集も続けているようだし、新ミュージアムの計画もあるようなので、これからも期待したい。
閑散としていたのがさびしいね。もっとみられるべき展示あったように思うけどな。
ポストイットで模造紙に貼られた川崎市市民ミュージアムの思い出を読んで、ちょっとだけ和んだ。それが救い。
関連書籍は買う予定。
名称:ヨコハマの輸出工芸展
場所:横浜市歴史博物館
入場料:¥500(企画展のみ)
期間:2024/02/03〜03/10
見学日:2024/03/03
図録:なし
令和5年度横浜市指定・登録文化財展と同時開催
川崎から南武線・東急・グリーンラインを乗り継いでこちらへ。距離以上に遠く感じたな。
横浜眞葛焼、横浜芝山漆器、横浜彫刻家具、横浜輸出スカーフの展示。
芝山漆器は今回はじめてみたのではないか。あと、家具はサカタのタネの創業者一族から寄贈された家具群を見たが、これは彫刻の具合が素晴らしい。
(そういえば、以前寄贈されたのを聴いた記憶があるな)
(2枚目の拡大写真はJPEG最高品質・縮小なしのオリジナル解像度でアップした。是非、拡大してみてほしい。ブドウの地の部分とか)
眞葛焼も造形から絵柄に変化しているのが面白い。つか、初代が何でも注文に対応できるのがよいと考えていたらしいことが記述されていた。なるほど。
スカーフも海外のデザイナー(名前失念)と組んだものや、アフリカの衣服として使われるような大判のもの(これも名前失念。調べればわかる)が面白い。
まあ、とにかく眼福な展示で満足。
同時開催の令和5年度横浜市指定・登録文化財展のひとことだけ。
自分の知っている地域のものが出てきたせいもあるかもしれないが。感服した。
近年の修復・修理を説明。目立たぬことながら、こういうことを発信していくのは大切なのではないか。コスパではないのだよ。
名称:「暗橋」で楽しむ横浜さんぽ展
場所:星羊社ストックルーム野毛
入場料:無料
期間:2024/03/21〜03/30
見学日:2024/03/24
図録:購入。「暗橋」で楽しむ横浜さんぽ(星羊社刊¥1100)
毎度おなじみ暗渠マニアックスと星羊社による企画展。もう、これは行くしか。
横浜市内に残る暗橋を取り上げたもの。よくまあここまでという感想しかおこらない。横浜の暗渠好きとは俺はいえないね…
展示を楽しんで、いろいろ購入。これが楽しみだったりする。
名称:新井英一ライブin鎌倉2024
場所:浄智寺
入場料:スタッフ参加
期間:2024/03/30
見学日:2024/03/30
図録:記念誌を提供。入手。
昨年に続けてスタッフとして参加。
まあ、義によっての助太刀…のつもりが、素晴らしいスタッフの皆様の足を引っ張らないように悪戦苦闘する一日だった。でも、楽しかったんだよね。
スタッフとしての苦労はここに書く気は全くない。そういうものでしょ?
新井英一ライブin鎌倉は今年で休止。実行委員のメンバーの高齢化が原因。
若手がアラフィフではなかなか難しいとは思うよね。それなりにエネルギーがいることなので。
セトリ
- 旅人の魂
- そして船が行く
- それぞれの人生
- 未来へのノスタルジア
- 無名戦士の墓
- シャングリラ
- かもめ鳴くなよ〜清河への道
- アンコール 夢心地
夢心地は本当に素晴らしかった。
当日はいい天気で、素晴らしい歌声を聞けて、本当に夢心地であったよ。よかった。
ライブ会場の物販でCDを購入。オールドロマンティックラブソング。¥3000 以前購入したオールドファッションラブソングの続編のような雰囲気。
友人に指摘されたのが、このCDの写真が有高さんとのこと。嗚呼、こんなところで出会うとは。