Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

Event Review 2024/04

名称:ヒグラシ文庫一箱古本市2024
場所:ヒグラシ文庫大船店 鎌倉店
入場料:
期間:2024/04/20
見学日:2024/04/20
図録:なし

時々開催されるヒグラシ文庫一箱古本市。
今年はヒグラシ文庫の周年企画のひとつに。13周年おめでとうございます!
ブックカーニバルin鎌倉のころは同日にヒグラシ文庫で勝手協賛開催されていたのだが、
ブックカーニバルのスタッフ時代はヒグラシ文庫に行くことは叶わない。
せめて、単体での開催になったのなら、義によって助太刀する所存。

店のオープン前に預かっていた鍵でお店を開けるときが一番ドキドキしたかな。
まあ、そういうイベント開催のノリが好きなんだろうな、俺。

出店者はヒグラシの酔客だし、実際のところお客さんも大して来なかったのだが、それでも十二分に楽しめた。まあ、本も沢山買えたしね。(酒を飲みながら選書する楽しさなんて、そりゃ、もう。)

出店者の棚。

準備前と開場前の様子。

名称:スーマー × 石の寝床 Live 大船ヒグラシ2024
場所:大船ヒグラシ文庫
入場料:なし。投げ銭。
期間:2024/04/21
見学日:2024/04/21
図録:なし

翌日の周年企画第2弾。スーマーさんと石の寝床さんのライブ。

一部の石の寝床ははじめて聴く。よかった。途中でポエトリーリーディング風に歌ったけれど、それは唄が詩なのだと思ったな。
途中までリバーブが効き過ぎて、ちょっと大貫妙子感があって、ああ大貫妙子ってそういう感じなのかヘンなところで納得した。

スーマーさんは、「猫のような女」を聴けて涙。あれは生きづらさを抱える者や趣味者にとっては力強い応援歌だと思う。誤読かもしれないけれど。俺にはそう聴こえる唄なんだよね。

久しぶりの出会いやよき語らいで愉しい晩だった。感謝。

スーマーさんの還暦祝い手ぬぐいと、石の寝言さんの森の長女歌詞手ぬぐい。

名称:四月大歌舞伎(昼の部)
場所:歌舞伎座
入場料:¥6000(3階A席)
期間:2024/04/02〜04/26
見学日:3034/04/26
図録:筋書購入。¥1200(割引券¥100使用)。イヤホンガイド¥700

初めての千穐楽公演。平日。仕事をわざわざ休んでの歌舞伎鑑賞。
千穐楽とはいえ平日の昼公演って案外空席がある物なのねぇ。

SNSで話題の夜の部は幕見を狙っていたのだけれども、取れなかったよ…。仁左玉の神田祭見てみたかったなぁ。無念。

同行者の推しである松緑が出演する双蝶々曲輪日記(引窓)。母の情愛と濡髪役の松緑の苦しみがよい。松緑は男気のある役や板挟みになってもだえる役をやると本当によい。もっといじめてあげてほしいw

与兵衛の梅玉もよき。ああいう情のある調停者ってみんな好きよね。大岡越前や鬼平を思いだす。時代劇のパターンでもあるのだろうな。

しかし、歌舞伎で目に涙が浮かぶとはなぁ。終演後、鼻声・涙目の観客だらけであったことよ。

続けて、七福神。あらめでたやな。こういう舞踊劇は唄われる長唄がまったくわからないので、イヤホンガイドに頼る。
まあ、それでもわからないけれど。

夏祭浪花鑑。愛之助、結構いいのね。見直した。
大阪の夏の暑さがみえるような(団扇・扇子の振り方に)舞台。それにしても、巳之助のちょい役はもったいない。菊之助・米吉・歌六はもっと物語に絡まないのか…なんて思っていたら、同行者に通し狂言ならいろいろ見せ場があると聞いて納得。

米吉。どちらかといえば姫様っぽい役が似合う女形と思っていたが、武家出身の凛とした世話女房役(凛とした役はもとより似合うのだが、それ以上に世話女房っぽさが)もよかったな。棒を振り回して喧嘩する二人を板で止める所は見物だった。

しかし最後の段の陰惨さよ。これでもか、これでもかというぐらいに、陰惨な場面が続く。SNSやブログで細かく記述するのは控えるべきと判断するほどに。
伊勢音頭恋寝刃を思いだしたのはなんだったのか。まあ、アレも陰惨か。
殺したあとの身体の震えや歯がかみ合わぬ様子がなんともリアルでね。

終演後はスカグリ酒場(横須賀線グリーン車呑み)〜大船ヒグラシ文庫へ。記憶に残らない酒飲みの与太話。歌舞伎の話はしたな。あと何だったか。いい一日だった。

ハイライトは終演後の歌舞伎座前で藤原紀香を見かけたこと。旦那様(愛之助)の千穐楽だもの。そりゃね。

スカグリ酒場の一コマ

名称:ブックミュージアム2024
場所:横須賀市民会館
入場料:なし
期間:2024/04/27
見学日:2024/04/27
図録:なし

この一箱古本市もスタッフとしての参加。
ただ今回は、当日朝のぎっくり腰で遅刻アンド早退のはめに。認めたくないものだな。歳故の体調不良なんて…本当にご迷惑をおかけしました。

途中早退だったけれど、盛況ぶりに安堵。そしてスタッフの準備の手慣れ具合にちょっと驚く。みんなすげえ!って思ったよ。

 

Copyright ©2006-2024 猫綱 (Nekotuna) All rights reserved.