Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

小さな叢書、旺文社文庫特装版

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1960-1987まで存在した小さな文庫。
文庫なのにケース付き、気品あるデザイン。まるで叢書のよう。
(ケース無しのものもあったはずですが、全く記憶に残っていません)

現在、手元にあるのはたったこれだけ。

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内田百間の「阿房列車」、平山三郎の「実歴阿房列車先生」、安藤鶴夫の「巷談本牧亭」、岡本綺堂の「半七捕物帳」など、なかなか通好みのラインナップでもありました。
なかなか復刊されないので、旺文社文庫版を探しに古本屋巡りをしたのも懐かしい思い出です。

こういう中身も装丁もしっかりと作られた書籍があった時代が過去には存在したのです。

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