Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

企画展・イベント、感想まとめ Vol.2

相も変わらぬ手抜き記事。しかもため込んだ感想を一挙に片付けようとする安易な記事。いかんなあ…一回毎に、しっかり記事にしなくてはね。

名称:観〇光 ART EXPO 2013鎌倉展 ~日本の美とこころ~
場所:鎌倉 円覚寺ほか
会期:4/12〜4/21
入場料:なし。入山料必要
見学日:4/21
図録:なし

通常はアートイベントの会場にならない寺院を利用して現代アートを展示したイベント。
…なんて、小難しく考える必要のない楽しいイベントでした。
鎌倉では有名人だった瓜南さんの作品(初めて見た!圧倒された)など。
一番はしりあがり寿さんの「ぷっぷるーぽっぽろー」ですかね。
作品の展示している会場に入ると、自身も作品の一部になり、また作品と実際の環境の境がどんどん曖昧になっていく作品でした。「ぷっぷるーぽっぽろー」という音も…

名称:瀬戸神社~海の守護神~
場所:神奈川県立金沢文庫
会期:4/29〜6/9
入場料:¥600
見学日:5/11
図録:あり。未購入

瀬戸神社は金沢八景の駅前にある神社。源頼朝が伊豆の三島神社を勧進したもの。ということで、文化財、資料が豊富。
今回驚いたのは神主を務めたのが千葉氏(これも頼朝の旗揚げに深く関係あり)の一員であったこと。三浦と房総の地勢的意味(ミクロ・マクロ視点でも)。鎌倉は鎌倉のみで屹立していたのではなく、多くの地域と交流があったと言うことなのですねぇ。房総(もちろんそれ以外も)の歴史まで観ていかないと、鎌倉の歴史は終えないと言うことですね…。
あとは展示されていた古地図による金沢の古景観。宮川沿い(金沢図書館とダイエーの間を流れる川)沿いに大きな入江が存在していたことを寡聞にも知らなかった。
そのため山沿いに大きく迂回する白山道が必要に…これはまた別のお話。自分の興味範囲とうまくリンクしましたね。

名称:常盤山文庫70周年記念名品展 特集 墨蹟
場所:鎌倉国宝館
会期:5/16〜6/30
入場料:¥500
見学日:5/25
図録:なし。リーフレットのみ。

故・菅原通済のコレクション・常盤山文庫から墨跡を展示したもの。書道は心得があっても、美的な違いは全くわからない。が、鎌倉文化と中国の関係がよく見えたかな。あとは青磁(古い青磁は大好きなので)のいいものを。眼福。

常設展も十二神将や円応寺関連のものがよかった。

名称:長谷川伸没後50年記念企画 横浜市立図書館と長谷川伸~図書館を支えたパトロンたち~
場所:横浜市立中央図書館3F展示コーナー
会期:6/21〜7/28
入場料:無料
見学日:6/22
図録:なし。

横浜出身の作家・長谷川伸と図書館の関係を探った展示。
図書館に自身の蔵書を提供した。仲立ちをしたのは北林透馬。長谷川の友人であった?斉藤昌三(!)も登場。図書館報や目録から当時の様子を探り出す。そして現代の図書館への協力を求める内容。探求書リストも展示(意外と入手可能そうな本もあるんですけど…)
個人的には以前の図書館の建物が好ましく感じた。(もちろん今の図書館を否定するわけではないけれど)

名称:大佛次郎ってだれ?-横浜ゆかりの作家、大佛次郎の生涯-
場所:横浜市立中央図書館1F展示コーナー
会期:6/21〜7/15
入場料:無料
見学日:6/22
図録:なし。

ブックカーニバルでも取り上げた大佛次郎だけれど、やはりポイントを押さえている図書館の展示。人となりから始まり、作品、資料を展示。構成がしっかりしていると感じた。次の企画展示の構成はもうちょっとしっかりやらないとね。
(あとは、スイッチョねこって読んだことないかも…チェック)

名称:【頼朝アバンギャルド】〜古民家バージョン〜
場所:カジュ・アート・スペース
会期:6/29〜6/30
入場料:¥2000
見学日:6/29
図録:なし。

久しぶりの演劇鑑賞。きっかけはカーニバルの打ち上げで紅月劇団の主宰者(大人の朗読会に出演)に誘われたから。
頼朝の鎌倉の都市設計に星の形をモチーフにしたのではないかと書かれた小さな本(いい本です)から、話を膨らませてつくられた舞台。

場所、空間、空気、音楽、役者、脚本が相まって、鎌倉の根底に眠る物語とその悲しみが眼前に表れたようでした。

名称:野中ユリ 美しい本とともに
場所:神奈川県立近代美術館鎌倉別館
会期:6/8~9/1
入場料:¥250
見学日:6/30
図録:あり。未購入。

幻想的なコラージュや銅版画の数々。突き抜けた幻想性は実は苦手なジャンル(正確には理解できないという感じかな)。
自分の表現したい幻視(ヴィジョン)にに忠実すぎることを、少女性と呼んで表現したけれど、それが正しいのかはわからない。一面性はとらえているとは思うのだが…
(展示を見ながら、想起したのは山尾悠子や倉橋由美子、尾崎翠の小説たち。我が敬愛の歌人・水原紫苑もそれに当てはまる)
多分、自分を含め多くの人は野中ユリのイメージの奔流に、ただ圧倒されるだけで終わってしまうような気がしてしまう。
ただ、彼女が装釘した書籍には見覚えのある物が多数あり、それらは(文字通り)美しい本たちでした。
あとは自分の興味に引きつけると、表現形式とメディア/マシンの関連性かな。コラージュという表現方法が、Photoshop時代ではない、Xerox時代の産物のようにも感じた。

閑話休題。

この手の感想はいつ書くのがベストなのだろうか?
観た直後のまだ熱いものがあるうちがいいような気もするし、自分の中で整理できてからがいいような気もする。
どちらでもいいので、しっかりとした感想を書くことが大切なのですけどね…

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