Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

[企画展]7/29 林ナツミ展 「本日の浮遊」

展覧会名:林ナツミ展 「本日の浮遊」
場所:MEMNADiff a/p/a/r/t 2F)[東京・恵比寿駅] 
会期:2012/6/16〜7/16(7/29まで会期延長)
入場料:無料
見学日:7/29(またしても最終日!)
図録:なし(写真集、本日の浮遊 Today's Levitationがある¥2300也。未購入だが、購入予定)

よわよわカメラウーマン日記で有名な林ナツミさんの写真展。
独特の浮遊写真が気になってた所に、同行希望者が現れ行くことにしたもの。

以下感想

当たり前だが、パソコンの画面で写真をみるのと、プリント(比較的大きい)でみることの違い。
まず、迫力が違う。そして被写界深度の効果で対象(人物)のくっきりと浮き上がる(あくまでプリント上だけれど)。 その効果たるや!
あらためてプリントの素晴らしさを実感。PCで見る写真は写真の一部でしかないのかもしれない。(今までどれだけもったいないことをしてきたのか!)

周囲のモノ(鳥や人物)との動きのシンクロ。ある意味、決定的瞬間。
どれだけの一回のロケで写真を撮るのかわからない(訊いてみればよかった…)けれど、「この一枚!」というのが必ずあるんだろうな。

じっくり考えると浮遊する意味が、よくわからなくなってくる。後付けで浮遊=開放とか言えるとは思うけれど…と考えていたが、ある写真を目にして考え方を改めた。
それは葬式会場での写真。遺影に向かって浮遊している写真。他の写真よりも当然、物語性を感じる。しかし他の浮遊写真と比べて異質でもあった。(ただし、心は動かされた)
物語性の有る/無しにかかわらず、きっとこの浮遊写真は素晴らしいのだ。深く考えてわからなくなるよりも、その写真世界に浸ってみればいいのだと感じた。
(結局、自分ではなにも答えを見つけられなかったのだが、それでいいのだろう。)

本人は思った以上に小柄な方でした。そしてキュートな方でした。他の来場者の方と話されていたので、残念ながらお話しできず。いろいろ伺ってみたかった。
(どんな撮り方をしているのか、具体的なカメラの機種w(試行錯誤の結果あるとおもうので)、一度の撮影枚数とか)

それにしてもNADiffの心地よさ。南洋堂やバンカート(の書店)にも似た居心地の良さ。長居してしまうで、あれは!

そしてNADiffでの戦利品。

今日の #戦利品

最後は同行者とともに恵比寿の銀座ライオンで乾杯。楽しい時間でした。(俺に時間の余裕があれば写美もおさそいしたかった。またの機会があるといいな。)

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