在華坊さんのtweetで知った、鎌倉は若宮大路の工事に伴い露出した暗渠。せっかくなので現調に。
小町通りを渡って、横須賀線沿いに流れる小河川と露出点下流で合流するもの(その先で若宮大路を渡り、滑川に流れ込む)。この川自体は若宮大路沿いに流れるものだろう。
石墨の護岸。かなり古そうなもの。石は鎌倉石だろうか?房州石っぽくも見える。(このあたり同定できるほどの知見無し)
水量はそれなりにあったが、ここ最近の雨のせいだろうか。玉石やガラはあるものの、家庭ゴミ的な物はみえず。ヘドロがたまっている雰囲気もない。
ラティス(メッシュ?)があると言うことは、型枠を作ってコンクリを直に打つのだろうか。(と、Twitterには書いたが、単に転落防止用かもしれぬ)
一枚目の写真を逆側から。看板裏に暗渠が露出した部分がある。手前に橋の欄干(橋名不明)。人が多く、なかなかいい角度では写真を撮る事が出来なかった。
欄干奥のスロープ左側に向かって別の川が伸びている。この川は暗渠上の魚屋がある場所。小町通りを抜けて開渠になり、JRの線路沿いに伸びる小河川。たしかシン・ゴジラで横須賀線の線路とゴジラが映ったシーンあたりまではこの川を追いかけられるはず。
さて、この暗渠の上流部はどこに至るのだろうか。
ざっとみたところ、上流側の次の路地部には明らかに暗渠らしき膨らみが存在する。豊島屋の前の道もそれっぽくは見えるが、真偽は不明。豊島屋の次の路地までは歩道がやたら広いのも気になるところではある。資料と現調を駆使して、この暗渠をもう少し突き詰めてみたい。
カシミール3D&スーパー地形で当該地形を確認すると若宮大路の周囲が微高地になっていて、若宮大路がちいさな谷になっているのが確認できる。このまま、若宮大路を遡るのだろうか…。