2020年10月は10冊。積読が増えたが、まあそれなりに読んだ印象の月か。
ここに紹介できるのは9冊。1冊は訳あって秘す。
ちょっとだけ感想を書くと、らしいなという印象。そしてそれが今と繋がるのだな、と。
めっけもん古書市(@神奈川古書会館)で購入。観文研=民俗学者・宮本常一。
感覚的な民俗学ではなく、しっかりとフィールドワークをふまえた民俗学が展開されている。
このシリーズには気になる特集号も多いので、古書展で深掘りしていこうかと思っている。
同人誌?ZINE?どちらでも分類はいいか。
鳩サブレに代表される鳥の形をしたサブレを鳥類図鑑風に。実際の鳥とサブレの写真を並べているのも面白い。
いやあ、伊勢新九郎時代の中央政界とのアレとか、地方政治(同族)との軋轢とか。そして少年漫画の王道の主人公の正義と勇気。
にしても、つる姫はいいぞ。
たった1ページの記事を読みたいが為に購入。蓑虫放浪という本の著者の対談。この本も今年中に必ず読まなくては。
とある商店街のことを知りたくて購入。その商店街は現存せず。その存在すら知らなかった…。
商店街の蒐集と分類。それだけでこれだけ面白いとは思わなかった。やはり蒐集と分類がひとつのやり方なのだろうな。
いうなれば、この時期だからこその特集。読書と散歩の親和=親近性。
防災と地理学。地理学・景観学的にみる視点。地球科学レベルではない、ミクロな地理学の一端を垣間見えたのも収穫。
Kindle版セールにつき購入。思いのほか面白く読んだ。
鉄道と地形の関係(都市開発の時期や路線の目的)や戦国時代の合戦場と城を地形から読み解くのが特に面白い。
文庫版は持っているのだが、Kindle版で常に手元に置いておきたくて購入。鶴川周辺の地理が面白そうである。
電子書籍も普通に購入するようになってきた。物理的制約(蔵書を置くスペース問題)と可搬性(常にお気に入りを手元に置ける)という手軽さ。そして一回読めば済むような本をどう扱うかという問題を解決してくれているような気がする。あとは絶版書籍の復刻が電子書籍のみという場合のありがたさもあるかな。