Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

Event Review 2022/01

名称:スリバチナイト13~スリバチ新年会『スリバチの達人』全国制覇を目指して!
場所:東京カルチャーカルチャー
入場料:¥2400(オンライン視聴版)
期間:2022/01/03
見学日:2022/01/03
図録:--

凸凹地図とスリバチの達人の多摩・武蔵野版と横浜版の発売を記念してのトークイベント。
近所の知らない暗渠がでてきたり、以前調べた江の島水道の話などが登場して面白かった。
ところで、横浜の書店だと多摩・武蔵野版が置いていないのは土地柄なんですかね?

名称:令和4年初春歌舞伎公演『通し狂言 南総里見八犬伝』
場所:国立劇場
入場料:¥12000
期間:01/03〜01/27
見学日:01/09
図録:あり。購入。¥1000

 
 
 
 
 
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あまりにもいい場所で驚いた。
1階席なのは知っていたが、花道がすぐ横だとは。ひっこみが間近で見られるなんて!

南総里見八犬伝。以前に房総まで企画展を見にいったことがあるが、ほぼ初見に近い。どこまで理解できるか不安で、今回もイヤホンガイドを使用。¥700ナリ。

って、歌舞伎では船虫も丶大もいないものなのね。 あとから言われて気がついたが、庚申山の妖猫退治もなかったな。

芳流閣の決闘は、役者絵で知ってる!となってアレだった。芳年なのか国芳なのかは覚えてないが。歌舞伎を見にいくようになってようやく浮世絵(役者絵)と繋がるように。こういうのいいね。

行方不明になった浜路を探そうとする場面。ちょっとした笑いが。初春だから、いい具合にまとめたのだな。どろん(ドローン。漢字だと、どう当て字したものなのか)で、空中におめでたい文字・絵を描くという物。今様をうまく取り込む物なのねぇ。

女田楽旦開野(犬坂毛野)の唐人舞が素晴らしく綺麗だった。唐人剣と聞くと、隆慶一郎の一夢庵風流記のそれを思いだす。こういう感じだったのかと、ようやく理解した気になる。

繰り返すが、いい席なので役者の表情までよく見える。特に松緑の信乃と左近の親兵衛のひっこみが良かった。実の息子のひっこみを見つめる松緑。息を軽く吐いたのは親心の表れか。

感想という感想も出てこないほど堪能した1日だった。直会は浜松町のまるこ。河岸を変えてフナラシで〆。いい1日だった。

 
 
 
 
 
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名称:収蔵作品による 小林清親展【増補】-サプリメント-
場所:練馬区立美術館
入場料:無料
期間:2021/11/23〜2022/01/30
見学日:01/30(最終日)
図録:リーフレット¥100。購入。

最後期の浮世絵や明治錦絵の絵師。特筆すべきは光線画という情緒的な風景を描いた作品を残したこと。杉浦日向子の作品YASUJI東京 (ちくま文庫)にでてくる井上安治の師匠である。

作品と写生帳が並べてあって見比べられるのが良い。写生(かなり精細だと感じた)から、いかに光線画として仕上げるか…。そのあたりの塩梅が見えてくるのがいい。

彫師・摺師が介在する版画と違って、水彩画・写生帳は生の清親が見えてくる様に感じた。そもそも絵を能くした人なのだということがよくわかる。

小梅曳舟通雪景のニスを使って油絵風に見せようとしたのは興味深い。確かにそれっぽく見えるので笑ってしまったな。
曳舟通…。これ暗渠(になるまえ)の絵画作品よね…。その場所に芸術的感性を感じる場所であったのだろうということに、様々な感慨が湧く。

光線画から離れてしまった(時代の変化か?)後期の戦争画。日清・日露のもの。改めてこういうのを書いたのだねぇ。

同じく後期の歴史画。教導立志基。錦絵は興味の範囲外なので特に感想もないのだが、共作した絵師たちの名が思い出せない。月岡芳年と井上探景(清親の弟子・井上安治の別名)がいたのは覚えているのだが。安治の教導立志基での作品もひとつ展示されていた。清親の変化以上に安治の作風の変化が大きいのだなと思わされた。

ねずみの婚礼。これは肉筆画。これの下図が先のコーナーにあったなと見返してみたら、こちらはねずみの嫁入り。違う物だった。嫁入りの完成品はあるのだろうか、ちょっと見てみたい。
婚礼は、洋装。嫁入りは和装で、参列者なども描かれている。どちらもどちらでいい。

同じく肉筆画。アラビアンナイト 宮殿。これいいぞ。現代のファンタジー小説の表紙を飾ったとしても違和感ないのではないだろうか。

最後に弟子の土屋光逸の作品が3点。新版画作品。新版画の版元が清親の回顧展を開く時に土屋光逸の協力を得たことから、新版画を作成したそうで。
土屋光逸の作品。最近、東京人の新版画特集号の表紙を飾りましたね。

 

良き。

あとは件の家を初めて認識した。いいなあ、この雰囲気。

 
 
 
 
 
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名称:暗渠マニアックス×本屋B&B「水路上観察入門展」
場所:本屋B&B
入場料:ーー
期間:01/16〜02/16
見学日:01/30
図録:無料のリーフレットあり。入手。

展示構成が本棚のテーマ(食とか文学とか…)と合わせてあって、ちょっとニヤニヤしながら眺めていた。こういうスタイルもいいな。

小さな歴史への深掘りの仕方や、目の前にあるモノゴトへの視点に感服した。暗渠というか水路上観察という視点がメソッドになっているのだな。おそらく暗渠マニアックスのお二人はどのような場所でも、その眼と脚で深掘りできるのだろう。
俺は、自分の好きな地域を深掘りすることしかできない人なのだなとも逆に感じるが。

本屋B&B、あ゛〜、猫綱さん好きだわー。もっと近いところにあったら入り浸るわー。という印象のお店。本への目配りと、絶妙なオシャレ感。そしてビールを飲めるという…。

展示を見ているつもりが、本棚を凝視していることが多数。期間中にもう一度行きたい(行く行くサギにならぬようにしたい)

こういう写真を撮るにはやはり望遠レンズ付きのカメラでないとダメだろうか。圧縮感を出せれば、高低感が強調されるのかな。

 
 
 
 
 
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シモキタのあとはどこにも寄らず帰宅。本当なら直会をしたいところなのだが…。

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