2023年5月は12冊。 本棚登録は32冊。購入は11冊/¥7721。
GWで積読解消フェスを敢行したものの、その後は停滞。電子書籍ばかりの読書になってしまった…
駸々堂(しんしんどう)。名前を知っているのは模擬テストか、学参故か。
駸々堂 - Wikipedia
この手のカラーブックス的な物は写真が主体で文章は?な物が多いイメージだが、永六輔の文章がいいのか、読むこともおろそかにしない印象だった。
Twitterでフォローしている在野研究者(?)が出版されたリトルプレス。今後も敢行されるなら購入していきたい。
いくらか翻訳者のバイアスを感じつつも、いくつかの論考を詳しく読む。中公文庫版解説の日向邸についての解説が詳細で良き。
翻訳者が哲学者である故なのか、言葉の難しさと日本優位論的になっている感がある。読解には平易な言葉と冷徹な視点が必要なのではないか。
建築・庭園系の話を読んでいるつもりが、哲学寄りの話を読まされている気になる文体だった。まあ、読みにくいぞ。
「“いかもの”と“いんちき”」「“げてもの”か“ハイカラ”か」は民藝展で気になった物だったので、読むことができ幸甚ではある。
吉村生さんの谷端川の暗橋記事で池袋モンパルナスに言及があったのが驚き。こういうリンクしていくことが面白い。
片岡義男さんの地形小説も読んでみたいものだ。
他、今和次郎についての鼎談が良かった。
神保町の古書展を舞台にした漫画。登場人物たちの造形と古書のちょっとした蘊蓄が良い。
くわえて、登場人物たちの恋模様がだんだんと木になっていく感がある。
グルメ的蘊蓄(の要素もあるのだが)よりも、立ち飲みという場所の気安さを描いていると思う。(ただ、個人的にはダークだ!を見たことは無い。それぞれがわずかに移動してスペースを作る感じだと思うけれども)
二次創作とかBLに興味がないので、なんとも。まあ、創作と同人誌あるあるのそれに共感するよね。
以前、文庫で読んだ本を再び電子本で。うむ、良きかな。
1巻と同時購入だが、間をあけて読んだもの。まあ、感想は変わらず。
にしても、京都の学生のモラトリアム感よ。そんな世界に生きてみたかった。嗚呼。
アニメ版ではイマイチわかりづらいが、これは立派なSFなのであると感じたかな。
ドタバタSFらしいSF。とはいえ、すべての問題が解決した後の、明石さんの喝破はメタ構造を含みつつのいい喝破で良き。
オチまでSF。明石さんの喝破を含めてメタSF。スラップスティックSFの要素も。いやあ、いいSFである。
ということで続けて読んだこちらは、イマイチだった。