Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

江戸時代 かながわの旅 -「道中記」の世界-@神奈川県立歴史博物館

名称: 江戸時代 かながわの旅 -「道中記」の世界-
場所:神奈川県立歴史博物館
会期: 4/27〜5/19(前期)、5/22〜6/23(後期)
入場料: 特別展+常設展¥1200
見学日: 前期5/6、後期6/22
図録:あり¥900?未購入(購入予定)

まずは旅行ガイド=道中記から。大きく分けると冊子形と絵地図形がある。

分限図=測量図
方角をデフォルメしたものと、方角を正確にした物がある。
正確な方角を写したものは冊子に収まらないので、冊子に紙を貼り付けて方角を正確にする。

分限図の情報を極限まで減らし持ち歩きに便利にしたもの
各宿場と距離のみ記載されている。(=道中案内)
各地の名所や名産まで記載されているもの(=名所案内)

一枚の大きな絵地図になっているものもある。
これは、旅に携行するものではなく家でみるもの(時刻表みたいなものか)
デザインが年代の違いがあっても似ている。過去の絵地図のデザインを利用しているのだろう。
一枚の紙に日本全土を収めるため、位置の関係性は無視して宿場のつながりのみを重要視している(トポロジーだ!)やはり時刻表の地図に似ている…

絵地図形は双六に似ている。ということで双六も展示。
すごろくもやはり一種の観光案内的要素がある。(東海道53次なんてそのまま双六だ)ちなみに双六の一回休みもある。宿場は戸塚(わかるひとにわかれば…)。

われらが(?)五雲亭貞秀の絵図も展示。やはり欠かせないよねぇ…

浪速講という旅商人向けの講。講の鑑札を持っていれば、各地の宿場でサービスされるというもの。江戸時代のJTBみたいなものか…

各宿場の案内。
よね饅頭(ミュージアムショップで販売も!)、富士の人穴、左富士、虎の雨、ういろう(歌舞伎の外郎売を調べないと…)、など
神奈川、小田原、箱根などは有力町人が宣伝をいろいろ行っている。(福住楼っていまもあるような…)
箱根宿の宿場と湯治宿は全く違う物であるらしく、それぞれの客を取らない協定書が展示。興味深い。

後半は街道筋から外れた大山道・鎌倉・江ノ島・金沢八景・杉田(!)などの展示。
関東三十三霊場の資料も。

なかでも、大山道の道標に不動明王が乗っているものが展示。道標と庚申塔が一体化したもの(各面で分類)などは知っているけれど、こういうのははじめて。迫力も含めて驚いた。
(道標に不動明王が…というよりも不動明王像に道標としての機能が…といった感じ)

個人的には鎌倉〜横浜近辺の古地図にくぎ付け。鎌倉絵図江ノ島金沢近景という地図。復刻版とかないのかな。ちょっと欲しい。

後期展は基本的には浮世絵の入替。それでも十二分に楽しめたかな。

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