Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

第8回かながわ検定横浜ライセンス2級、感想戦6回目[歴史その3]

横浜検定2級の間違った問題を再検討。来年につなげ、自分の知識を深めるための感想戦。
ツッコミ・フォロー・コメント・質疑あればなんなりと。
今回は歴史の問題を再検討。その3回目、にしてすべてのおさらいの最終回。

問15

中区や磯子区などの地域は、久良岐郡と呼ばれていました。この久良岐の地名が最初に載った書物はどれでしょう。

①万葉集 ②日本書紀 ③続日本記 ④日本後紀

これが難問。(いつもの通り)テキストには無し。過去問にはあり。
(追記、過去に横浜百問2という参考資料があり。これにはでている模様)
久良岐の地名が載ったのは「②日本書紀」。律令国家の郡の名前、久良(くらき)が正式の記録に載った書物は「③続日本記」とのこと。(あくまで過去問などによればです)
この問題の場合、「久良岐」なので正解は②日本書紀。
①万葉集は歌集なのでひとまず置いて、②③④は編年体で書かれた歴史書(六国史)の連続した部分。律令制の確立からあたれば、答えが導き出せるのかな…?

この問題は他に調べようを見つけられていません。難しいですね。(追い記事をいつの日か書きたいものです)

万葉集以外から当てずっぽうに(回答③→正解②)

問33

平成22(2010)年に60年の歴史を閉じた「花月園競輪場」は何という愛称で市民に親しまれていたでしょう。

①丘の競輪場 ②ハマの競輪場 ③松葉の競輪場 ④山の競輪場

(いつもの通り)テキストには無し。過去問にはあり。(昨年の2級問題にも掲載w。昨年も間違えていましたw。しかも回答も今年と同じ物をw)

出典は見つけられませんでしたが、はまれぽ等でも記事になっている花月園ですので、わりあい簡単な問題ではないかと思います。

丘と山で悩み丘を選択。花月園のあった場所は「山」ではなく「丘」だと思うのですがね…(回答①→正解④)

問39

京浜地区の埋め立て地では、埋立に功績のあった実業家にちなんで付けられている地名が多く残っています。鶴見区扇島は誰の家紋にちなんだものでしょう。

①安田善次郎 ②高島嘉右衛門 ③原富太郎 ④浅野総一郎

過去問にはあり。(昨年の2級問題にも掲載w。昨年も間違えていましたw。回答はさすがに違いましたけど。③原富太郎)

テキストには掲載あり。
「鶴見区の扇島は、その埋立に尽力した浅野総一郎の家紋の「末広紋」にちなんでつけられた」(p247)
他に
鶴見区安善町は安田財閥創業者の「安田善次郎」から
神奈川区鈴繁町は埋め立てた横浜倉庫の取締役「鈴木繁一」から
神奈川区千若町は埋め立てた横浜倉庫の代表「千坂高雅」と「若尾幾造」から
西区高島町は「高島嘉右衛門」の名から
も掲載されています。

安善、高島は既知。原冨、浅野で悩み、原富太郎の埋立はないはずと考えつけば、直接わからなくても答えにたどり着けたはず。(浅野総一郎は自分のなかで、川崎と神奈川区のイメージが強すぎたのかもしれない)

(回答①→正解④)

いちおうこれで、すべての誤答のおさらいを終了。次回は今回の横浜検定2級の感想戦・猫綱的傾向と対策を(来年以降受ける方のために!)。

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