Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

読了本 2023/06

2023年6月は8冊。 本棚登録は51冊。購入は6冊/¥4305。

 

自分はただの本読みに過ぎないのだが、このZINEを読んでいて救われた気分になる。本を売るというだけではないスペースの意味をつらつらと考える。

本は港で唯一購入した本。生活綴方。まだ行けてないのだよな。リソグラフ印刷の可能性もちょっと感じたかな。

 

Twitterの高校で見かけて購入。ひょっとしてBLっぽくなるのかもしれないが、描くことしか知らぬ絵描きと、自分の審美眼とコレクター心を満たしたいパトロン希望の男の物語。とはいえ、ギリギリとくる創作へのそれは、心に訴える物がある。

 

民俗学は民俗学者学であるという気持ちを強くした一冊。宮本については研究され尽くしているのかもしれないとも思ったり。評伝よりも評論を読みたい。

 

英文をすべて読みこなせるわけではないので、斜め読み。だが、自分が知っている東京が解体され再構築されていくような気分にはさせられた。掲載されている今和次郎の考現学はどのような外国人には受け入れられるのかな。

これは難しい一冊。入手はフラヌール書店。ちょうど暗渠展開催中のそこで。
自分の知らぬ東京論でありながら、それを受け入れられるのか、(自分が、日本人が、外国人が)どうなのか。この視点をもって、今後対峙していきたい。

 

一気呵成に読む。でてくるエピソードの場面を思いだしながら読んでしまうよね。序章における吉右衛門版鬼平の魅力の喝破と第二章の原作と脚本の差異の分析が良かった。

鬼平新シリーズ発表にあわせて読む。ちゃんと取材してきた人にしか作れない文章だった。
あの当時のフジテレビでこういう作品を作り上げられたということが何よりも良き。

 

巻ごとに評価がぶれるなぁ。この巻はこの作品の良さが消えて、食の蘊蓄に落ちていると感じたかな。
女優が隠れて、(庶民的な)食を楽しむ。それが本業の味わいにも繋がる…というのが、この作品の良さだと思ったのだが。

 

実在の絵師のエピソードを元にしたクリエイティブ群像劇。次号が最終巻。最後まで走り続けて欲しい。

 

この本におけるサークルは現代のサークルというよりも、過去の政治性を持った文化集団のことだと思う。自分の読みたいのはそこであったのかどうか。
いわゆるサークルクラッシャーや、SNSにおける不毛な(世間的に無価値な)論争のあれこれも、この本のなかにあるそれと同等なのだろうか。しばし考える。
(個人的には、目的指向ではないゆるさというのもサークル内に必要なのではないかと、それを許容できる寛容さが、サークルを維持する一番の力なのではと←ただしそれ自体が、なんからの目的指向になるので、寛容性を阻害するのではというメタ思考も行えるのだがw)

六月の積読。思ったより増えなくて一安心。とはいえ、ながい積読はそのままなのだが。

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