Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

読了本 2021/04

4月は31冊。1冊/日以上なわけで…。まあ、薄い本(語弊)やKindleの一気読みが多かったからな。加えて読む時間が多くとれたのも理由のうち。
…だからといって積読が減ったわけでもないのだがw

畦地さんらしい文章。

何かの本で、畦地さんのことを文筆家ではないと指摘していた本があったのだが、納得。
だからといって、畦地さんの魅力が薄れるわけではないのだが。

80年代だなぁ。折々に触れるサブカルネタにアレコレと…。

三冊まとめて一気読み。当時、ちゃんと読まなかったからなぁ。
改めて読むと、ここまでの表現が許されたのねと。それ以上に当時のサブカル的な文化圏の広さを感じるかな。でも、そんなことはどうでも良くなるほど、ひばりくんがかわいいw

大田区にあった古本屋の主人の追悼文集の再刊本(夏葉社)。これが入手できるなんて…(涙)。ヨレ・シミなど何するものぞ。
人から愛されるには、愛されるだけの愛がその人のなかにあるのだな、とおもわされた。

杉並地域にしか存在しない金太郎デザインの車止め。これは立派な考現学だ。蒐集と分類だな。
そしてこの冊子のデザインや紙質がステキ。
国府祭(こうのまち)と読むのか!知っているようで、全く知らなかったな。寒川・川勾・比々多・前鳥+平塚八幡宮&六所神社の合同祭。(あれ?有鹿ははいらないのか…)
この、あるくみるきくで東京・府中の暗闇祭を書いたのも同じ方。そちらも読んでみなくては。

実際に尋ねてみなくては、と感じている。

航空写真を利用した民俗学。宮本常一の空からの民俗学の後継。

空からの民俗学。ほんまに面白い視点。

あるくみるきく。最近の探求書ですね。なるべく古本屋で見つけたい。

超特大暗渠地図!これいいな。
東京に土地勘がないので、そもそもの場所から想起しないとわからぬ場所がいくつかあった。
この本の初版が出てから10年弱。その間に「現存せず」になるものが結構あるのね…。

初版は購入も読むのも逃してしまったので、ようやく読むことができた一冊。
地図と照らし合わせながら読み返したが、知らない東京が結構あるな…という感じ。もっと歩かねば。

笠松紫浪展で東京タワーを眺めることができなかったので、購入。
好みの新版画のスタイルかと言われると、少々アレ。だが。こういう風景を新版画で残したことに感謝。そもそもの浮世絵の叙情性もある刷りにも注目したい。

著者 :
求龍堂
発売日 : 2021-03-12

行くつもりも、図録を購入するつもりもなかったのだが…、展示を見ているときに、図録を持っておく必要があると確信。

どうやら吉田博展の図録は、以前の千葉市美術館のでも購入しているみたい(書籍流の奥、らしい…)。まあ、それでも購入しなくては。

書籍ではなくKindle版を。井戸って、ちゃんと見たことがなかったな。散歩する時には、もっと注意して眺めるようにしよう。

著者 : 望月昭秀
国書刊行会
発売日 : 2020-10-09
大変面白く読んだ。今年のベスト候補。
こんな人物がいたのだなぁ。好事家にして奇人(放言癖あり?)。でもなにか一分の筋を通っている感じがしたな。筆者の愛が伝わってくるような文章の故か。
プロの観光家とかサブカルポップ仙人、インフルエンサー蓑虫なんて言葉に大爆笑。なんだ俺らのパイセンなんだ…

傑作評伝。筆者の熱量が凄い。

すすめ!!パイレーツ 完全版 第3巻

すすめ!!パイレーツ 完全版 第4巻

すすめ!!パイレーツ 完全版 第5巻

すすめ!!パイレーツ 完全版 第6巻

7,8巻は、まだ読んでない。ストップ!!ひばりくん!を読んだ影響で、続きも買ってみたもの。

畦地の版画と文章を楽しむ。愛媛の話がいくつかあって、愛媛に行きたくなった。

畦地の故郷が愛媛。当初はKindle版で買う予定でいたのだが、出先で本を読みたくなって急遽購入。

荒俣さんの責任編集なのかな?という雰囲気。

帯に超硬度の明晰な文体と書かれているが、まさにその通り。著者が20年後に書いた、高丘親王航海記と比べると小説としては落ちると思う。頭で書いているだけ、ガジェットを登場させて喜んでいるだけに読めた。幻想性はあるのだが、物語性がない。と、言いたくなるほど高丘親王航海記を大切に思いすぎているのだろうな。

ROCA(ファドを歌う高校生の成長物語)ものを読み直したくて。ののちゃん/となりの山田くんの始まりもこんな感じだったかな?

ブクログでの感想は言葉足らずだな。ののちゃん/となりの山田くんに断続的に書かれた吉川ロカの物語をリマスタリングしたもの。
ロカの初登場シーンがこんな風だったかな。俺の記憶とはちょっとずれている。どこかで物語を勝手に創造してしまったのかもしれないな。
当時、朝日新聞を購読していて、ロカものが掲載されるのを楽しみにしていたなぁ。

ドーナツ・ボックス2. ((笑)いしい商店)

ぜんぶで8巻あるのだが、今月は2冊にとどめる。ゆっくりと楽しみたい。
いしいひさいちさんがコミティアに出品したもの(のKindle版)を読めるなんて!

恋愛もの?と思いきや、サブカルの孤独物語だった。心が痛い。初っぱなに登場するしょっぱいおじさんではなく、主人公の心持ちにね。'80年代ならともかく、現代はサブカルってペルソナなんだろうなぁ、と。痛い。

ラブコメとは思わないのだが、ある種のサブカルの孤独だった。どうも主人公は、それを克服していきそうなのだがね。読み進める途中で、何度も自分と主人公のそれを重ねて見てしまったよ。痛い。

アレンとドラン(2) (Kissコミックス)

アレンとドラン(3) (Kissコミックス)

アレンとドラン(4) (Kissコミックス)

アレンとドラン(5) (Kissコミックス)

というわけで、既刊をひととおり読む。途中からサブカルは放り出され、自意識過剰&コミュケーション不全の女の子の恋物語に変化。所々にニッチなサブカル要素は埋め込まれているがね。
たぶん、主人公の女の子の世界の捉え方の変化の物語なのだと思う。って、恋愛物はみんなそうなのだが(乱暴な要約)。
Twitterの広告で一巻試し読み(多分最新刊のプロモーションの一環)にまんまと嵌められたな。

鎌倉にあった菅原通済のコレクションの展示場のパンフレット。政商というか山師というか、冒険商人というか…。美術コレクションの一部は今でも他美術館の貸出を行っていますね。
そもそも購入のきっかけは、大きな古本屋で見かけたこと。古い鎌倉のガイドブックには、私設美術館及びレストラン(会席?食堂?)としてでていたので気になっていた場所。
…なんというか、素晴らしい私設コレクションの悪い展示環境だったのだろうな、と。
この菅原通済のお抱え運転手を一時期していたのが、福富太郎。なんだか、なるほどなぁという感慨を。

ここまで来たら、読み切りたいよね。
痛快感は失せてきて、日本の暗部と旅の過酷さだけが目立つようになってきた。もともとのバードの著作はどんな風に書かれているのだろう?と思ったりして。

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