Days on the Rove

好事家風情の日常。読書と散歩と少々の酒。

2021 Best of the Bests

一年の締めくくり、恒例の記事を。

・書籍

今年は163冊(前年比45%増)を読書。購入は169冊(前年比55%増)。合計金額¥156997(前年比39%増)ナリ。
読書・購入でシリーズ物の電子書籍が増えたのが一因か。その割に金額が増えていないのは、シリーズ物でワンコインの物が多かったのかもしれない。

こんな展示があったのだなぁ。行きたかったよ…。
「生活の知恵の結晶として生み出された形」と「高度な包装技術と美的感覚を持つもの」機能美と手業の技術から生まれる美の間にあるものなのだなぁ。
書籍中にある岡秀行論が、日本の広告デザイン史の紐解きになっているので必見。
図版を見ているだけで、堪らないね。

丹念な写真に驚くばかり。この展示に行けなかった(知ったのは最終日の夕刻)のが残念。
表紙は卵を藁で編んで持ち歩けるようにした物。こういうのがあるのか…
この本は今は無き、INAX BOOKLET/LIXIL BOOKLETと同じ匂いを感じたよ。

Web版を読んでいたので、購入。なんだろう、その創作(だけではないが)のLook backと、in Anger(最後のコマに)への囚われと…。いろいろ考えさせられるね。

京本に敵わないと漫画をやめた藤本が、その京本にファンであることを告げられ、雨の中で踊り出すシーンが何よりも良い。

クリエイティビティの無い自分ではあるが、それでもヒリヒリとするような感覚はあったかな。

暗渠マニアックスのお二人による本。暗渠という視点から飛びだして、路上観察的な物を包括する姿勢に驚かされた。そして、トークイベントや各地の展示を行っていく姿勢も。
電子書籍とダブルで購入。じっくり読む/いつでも手元にの体制を整える。

著者 : 望月昭秀
国書刊行会
発売日 : 2020-10-09
大変面白く読んだ。今年のベスト候補。
こんな人物がいたのだなぁ。好事家にして奇人(放言癖あり?)。でもなにか一分の筋を通っている感じがしたな。筆者の愛が伝わってくるような文章の故か。
プロの観光家とかサブカルポップ仙人、インフルエンサー蓑虫なんて言葉に大爆笑。なんだ俺らのパイセンなんだ…

考古学や民俗学といった学問が、好事家たちと未分化だった時代の姿。畸人録的評伝は大好物だと改めて思う。

ベストには加えなかったが、今年はINAXブックレット/LIXILブックレットを多く集めた年だった。ギャラリーに加えて出版まで止めるとは思わなかった…。
読んだもの・集めたいものまとめて。リストにしてみた。

https://booklog.jp/users/nekotuna?tag=INAXブックレット・LIXILブックレット&display=front

・企画展・イベント

コロナ禍の割には見にいった印象ですかね。

shoto-museum.jp

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建築家の展示を建築画が設計した美術館でみるという至福。情報量が多くて自分の中で咀嚼し切れていないのが残念。
自分の中では、白井と民藝の対立。設計した秋田の建築群と雪調との思想の違いに着目したい。1/4からは第二部が松濤美術館に着目して行われるので、そちらも行きたい。


www.ejrcf.or.jp

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そもそも展示を見にいくのに作家を気にしても、コレクターを気にすることは少なかったように思う。コレクター展でも見たい作家の作品があるかどうかが問題だった様に。
それでも今回は福富太郎という人に興味を持つことになった。今後のコレクターという人種への興味は失せないように思う。

この展示もコロナで一度は見られずに終わるかと心配したのだったなぁ。


www.neribun.or.jp

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最初は食指を動かされなかったのに、結果行って正解だった。
垂直への嗜好、近代への志向、写生への意識あたりが表出するのだろうか。
久しぶりにみた藤牧義夫の隅田川絵巻。次に会えるのはいつかなぁ。


小村雪岱スタイル 江戸の粋から東京モダンへ@三井記念美術館 *1

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ようやく小村雪岱の企画展に行くことができたのでうれしい。今まで何度ふられてきたことか…。
これだけ堪能できればいうことあるまい…。そしてこの日は雪岱三昧だったので、日比谷図書文化館の展示も最高に楽しかった。

・DoNotVisitExhibition(DNV Exhibition)

F1などのDNS・DNFにあやかって。行けなかった企画展をTwitterでこのように表現している。
コロナ禍の割にいろいろ出掛けたので、個数は少ないかな。
そもそも美術館・博物館はコロナ感染の可能性は低いと判断したのも理由。

これは≪市制施行80周年記念≫ 藤沢トラフィック -浮世絵の道から鉄道と道路の記憶-@藤澤浮世絵館との連携展示。後者は解除後に開催したので見られたのだが…
最初はUnvisitedExhibitionと表記していたのを、tweetを見て思いだした。

三田平凡寺は夏目房之助の祖父(夏目漱石ももちろん祖父)。戦前の趣味人ネットワークを調べていると必ず出てくる名前。興味あったのだが、日曜日が休館って、結構行きづらいよねぇ。

コロナ禍で休館。解除後にチケット予約を試みたが、無理でした…。これは本当に残念だった。

知ってはいたけれど、行くまでもないと判断してしまったもの。「木版」なのに…。

タイミングが悪かったね。まあ、panpanyaさんの風呂敷を入手できたことで溜飲は下がっているのだが。

これは、情報収集能力のなさが原因。MUJIBOOKSで見かけて、調べたら大変な展示だったという。まあ、特装版を入手できたので溜飲を下げる。

基本は南関東の展示しか追いかけていないのが原因。

これに加えて、墨田区の水路上観察入門展に行けなかった…。12月は疲れていたのよねぇ…

・ほか

今年は観劇が二件(観劇自体久しぶりだなぁ)。人生初の歌舞伎鑑賞。まだ、理解するには早いのだが、面白がるというのはいいことなのだなと改めて感じました。

あとは今年の白眉は人生二度目のZINEですかね。

 
 
 
 
 
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現在通販サイトを準備中。ヒグラシ文庫には委託してあるので購入できる可能性があります。

これで2021年のブログ更新は終了です。ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします!

*1:過去の展示へのリンクが張れず…というか、そもそもアーカイブする気がないらしい

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